記憶が曖昧だが、古伊万里の猪口を買ってからは、土もの一辺倒だったのが、白磁にも目がいくようになる。当時、趣味の合った彼女が、京都に面白いお店があると、教えてくれた。一緒に行った時、ここだよって言いながら、何故か彼女は店に入らず、外で待っていた。僕は、格子戸を引き、何か腑に落ちないまま、その店を一巡してみる。

伊万里もので、溢れていたが、伊万里の静謐さとは似ても似つかない店主が、大きな声で先客と何やら喋っている。カウンターの中では、東映の時代劇に出てくるお姫さまのような顔立ちの、奥さんと思しき女性が、立っている。それが、細く長く続く、そのお店との出会いだった。その後、代替わりし、アメリカ帰りの次男坊が、仕切って頑張っている。カウンターの中には、江戸っ子のそのお嫁さん❣️長い時間をかけて、色々愉しい想い出をもたらしてくれた。そこで、初めて買ったのが、豆皿。まあ、経済力からいうと、そんなところだ。ただ、今だにそれ以上の豆皿には、出会ったことがないのは、不可思議、あるいは当然⁉️

寺町の「大吉」というお店。買った、二つ目は根付かなっていう、やはりやきものでした。これからも、夫婦仲良く、おきばりやす。出禁にならんように、気をつけますね。深謝。


王地山焼


平戸焼 

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#平戸焼 根付 獅子