2016年1月、茶色と黒の二色のモルモットの赤ちゃんが我が家に来た。
誕生日は2015年12月31日。

先代のもみじが事故死したので、代わりとは失礼だが新しく家族に迎えようと決めて、名前は楓にした。
そして、最期の家族にするモルモットとの約束を決めて迎えた。

楓はハムスターのように小さかったが、ちゃんとした方から譲り受けたので健康そのものだった。

楓は大人しく静かな子だった。
モルモット特有の鳴く事が無かった。

ある日、楓の足の向きがおかしいのに気付いたが、癖か何かだと思っていた…それが間違いだった。

楓は牧草が好きだった。
顎を撫でられるのが好きで、ビタミンCをあげた時に撫でてあげたら喜んでクルクル鳴いていた。
時に手を舐めたり、甘噛みもした。

トイレは覚えなかったし、水を飲むのが下手だったので、口がよくびしょびしょになっていた。

そこがまた愛しかった。