その日はご飯も食べずに逃げるようにお風呂に入った。
こっこは
「ママが帰ってきてすぐお風呂なんてやだ~(´Д`)」
とぐずったけど、私はとっとと服を脱ぎ、湯槽へ。
そして
「ママ、こっことお風呂に入りたかったのに~(T_T)」
ママが逆に愚図るとこっこもママに気を遣って、
「じゃぁ、お風呂の中でジャンケンしてくれる?」←ジャンケンが条件とは…カワユイ(*^_^*)
「うん
いいよ。それから早くお風呂に入って、早くお部屋に行って、2人でお絵かきとかご本読もうよ
」すぐに部屋に逃げ込みたかった私はこっこにそう提案した。
そしてお風呂の中で、こっこを赤ちゃん抱っこをしながら話をした。
「今日の朝ね、ママ…大きな声出してごめんね…」
するとこっこからは
「こっこね、保育園でずっとママのこと心配していたんだよ。こっこが沢山泣いちゃったから…」
「そうか。ありがとうね。ママもごめんね。」
そして私はこっこをもっときつく抱き締めて私達は仲直りをした。
そして次の朝、保育園で相変わらず私の洋服を掴むこっこにギュウしたら、少し我慢するようなはにかみな顔をしながらも、ニコニコバイバイが出来た。
こうして子供も子供なりに一生懸命頑張っているんだなって感じた。
そんな子供の頑張る姿に少し嬉しく感じながら、桜並木を歩いていると、夫の言葉を思い出した。
「今よりも自分の心に大きな穴が開いてしまう前に自分で手を打ちなさい。私の子供は私が守る!と。」
そうだ

居場所がないんじゃない。
私はこの子を守るために、私と子供の居場所を自分で作ればいいんだ

そう。
私はこの子を守らなくちゃいけない。
そのためには何だって出来る。
こっこが産まれた時、
まだ小さな小さな手で震えながら一生懸命私の指を掴むその姿をみた時、
私は誓った。
「大丈夫だよ。ママが一生守ってあげるからね。」と。
私には…居場所がない…そんな甘い事を言っていたらダメだ。
私にはそれでも実家がある。
住ませてくれる家がある。
食べるものもある。
あとは私の気持ち次第。
母に何を言われようと今この子を守るためにここが必要ならこの際どっかりと居座ってみよう~

そう思った。
…母は強し…
お母さんは子供がいてくれればそれ以上何もいらない。
子供の笑顔の為なら何だって出来る。
そして辛い時こそ、笑顔でいよう!
そして辛い時こそ、いいこと探しをしてみよう!
そんな風に思えたのは、このあと起きる大家族一家の火事、信子かあさんの笑顔より知ることとなった…。