博士過程に進学しました | 東大教授への軌跡~世界的な物理学者へ~【仮面浪人からの東大合格】

東大教授への軌跡~世界的な物理学者へ~【仮面浪人からの東大合格】

研究者を目指す東大院博士2年のブログ。首都大学東京理工学系物理学コースで仮面浪人し、2011年4月東京大学理科一類に合格。2015年3月に理学部物理学科を卒業。次なる目標は博士 (理学) を取得し、研究者への道を歩むことです。内容は仮面浪人、受験勉強、大学生活など。

みなさんお久しぶりです。というよりも、4年半も更新していなかったこのブログを見てくださってありがとうございます。

 

最近、ホリエモンの受験企画「ドラゴン堀江」をYouTubeで見て、もう8年も前のことになるのに自分の受験のことが懐かしくなって、このブログを覗きにに来ました。合格した当時の高揚感とか、もう忘れかけている駒場での学部生活とか、ついつい感慨にふけっています。

 

さて、東大教授への軌跡と銘打っている当ブログですが、現在のところその名に抗わず、博士課程に進学しました。といっても修士をとったのは2017年3月で、現在、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程2年在学中です。日々研究に邁進し、国際学会や海外留学の機会にも恵まれ、自分が思ったよりも速いペースで国際人になろうとしています。

 

研究内容は個人が特定され得るレベルなので控えておきますが、論文も筆頭著者論文を数本出版することができ、また共著論文で某有名な学術雑誌へ掲載してもらうこともできました。というか後者の経験は夢のようで、それを学生のうちに達成してしまったので、とても驚いています。その時は筆頭著者の共同研究者とともに記者会見に臨み、多くの新聞やウェブメディアを中心に取り上げていただきました。

 

東大教授になれるかどうか、正直わかりませんし、なろうとも思わないかもしれません。東大でさえ運営費交付金の減少のあおりで雇用形態に変化が出ており、僕が准教授になれるくらいの実績を持ったときにポストが残っているかは怪しいところです。また研究環境も国立の研究所や海外のほうが良いのかもしれません。また研究業界の潮流も大きく影響すると思います。

 

なので、東大教授を目指す、ということは今はあんまり考えていません。とにかく質の高いデータを取得して、論文をたくさん書いて世に放ち、国際学会で内容を知ってもらい、世の中の謎を明らかにしたいですね。それでどこまで研究の世界に残れるのか、もちろん不安はありますが、それよりも目の前にある物理現象に対峙できること、周りにいるとても優秀でお手本になる先輩兼共同研究者のみなさんと一緒に研究を進められること、そして世界中の研究仲間と、ときには友達として遊び、時にはライバルとして議論できること、それが今の僕にとっての楽しみです。広い世界を知ってしまったら、日本だけの狭い世界には戻れない、そう思っています。

 

受験から8年も経ってしまい、僕自身も日本学術振興会の特別研究員になりましたので、受験業界に関わることはほとんどなくなりました。この先、受験に関する記事を自発的に書くことはないと思いますが、質問などコメント欄に残していただければ、回答するかもしれませんし、しないかもしれません。

 

最後に、ここまでの人生を振り返ってみて、仮面浪人はしてよかったなと思います。これは結果論であって、仮面浪人した人がすべて幸せになれるとは限りません。それに僕の場合は、地方から東京に出てきた、という事自体が受験の成績に大きく影響している部分もあるでしょう。しかしながら、首都大時代は大学の授業も受験勉強も両方楽しめ、特に大学の図書館は最高の空間でした。東大に入ってからは、授業が大変で楽しむというよりは日々試練でしたが、それは確実に自分を成長させることができたと思います。なにより、周りの友人達の中にはずば抜けてすごい人もいたし、大したことない人もいた。「東大生」とくくられる中で、そのバラエティ豊かな人々を目の当たりにできたこと、そして、特にリ物に入ってからは、灯台でないと出会えなかった天才的な人々と一緒に切磋琢磨できたこと、これが一番大きかったと思います。

 

学歴ロンダリング、いろいろ言われますが、これは結局個人の意志であり、一括りに大学院で学校を変えることをこのような言い回しにされるのは理解できません。実際に他大から東大大学院に入って、内部生よりも実績を上げている人もいる一方で、全くなんで院試を突破できたのかわからないくらい、理解に苦しむレベルの人間までいます。就職には東大院卒の肩書は重要です。でも研究職は関係ありません。どこの大学に行こうが、その4年間を本人がどう過ごしたかにかかっています。僕は東大で学部生として過ごした4年間をかけがえのない時間だったと思っています。1年遠回りしても、手に入れたかった4年間だと言い切れます。人生でどういう選択をしたら幸せになれるか、これからも自分の納得行く選択をしたいと思います。

 

それではまた。