石巻人・東京で叫ぶ -27ページ目

石巻人・東京で叫ぶ

東日本大震災で実家が被災。俺よりつらいひとは大勢いる。しかし、やはりつらい。このブログは独身40男を襲った、東日本大震災の小さな小さな爪痕を記したものです。

2011年夏


社長から電話がきた。
一月から入院してる後輩がいるのだが、そいつが実は癌で、余命二週間だという。



なんてことだ…。


俺は別会社に出向している身で、その後輩とは普段仕事は一緒にしていない。


しかし出向する前、8年ほど前まで一年間だけ一緒に仕事した。

それに、ヘルプで入ったりするのでだいたい半年にいっぺんくらいは会っていた。


入院したのは知っていたが、まさか癌だとは…。



俺のひとまわり下。誕生日が一日違いなのでほんとにまるまるひとまわり。だからまだ27歳。



その若さで、そんな…。


こんなこというのもなんだが、いっぱい後輩がいる。かわいい後輩もいれば、かわいくない後輩もいる。

そいつはかわいい後輩だった…。


俺だけじゃなく、まわりのみんなにも上下関係なく好かれてた。


彼女もできたてだったとか…。


神は理不尽だ。


将来を嘱望されてた。やがてはうちの会社をしょってたつだろう、期待のホープだった。そんなあいつがなぜ死なねばならんのか。



職場の先輩と後輩と連絡しあい、翌日急いで見舞いに行くことにした。