病気のこと、進路のこと、友達のこと、母親のこと、将来やりたいこと…。身の回りのすべてのことがうまくいかない時期だった。

 

毎日のように頭痛が起こって、もはや薬を飲むのも億劫になった。一人暮らしをするつもりで決めていた第1志望の大学も体調のことや両親の心配からなしになって、志望校を全て入れ替えた。同級生と価値観が合わなくてこれまで大人と話すことが多かった私は、仲の良い親友とも色々な面でずれを感じて距離ができてしまった。病気のことを受け入れられない母親、時々まだ私が病気であることに気が付いて取り乱す。そして将来やりたいことが叶うのかという不安に駆られる毎日。

 

生きることから逃げたくなった。こんな毎日を必死に生き抜いた先に、いったい何があるのだろうかと何度も思った…。だけど、ちゃんと生きる理由はありました。

 

それは、素直に笑える瞬間を幸せだと思うため!

 

何もかもがどうでもよくなりつつある私に、声をかけてくれたのは少し距離間のわからなくなっていた親友でした。その子は、私が色々な面で問題を抱えているのを知っていた。そのひとつひとつを、何も言わずに聞いてくれたのだ。私は、これまで自分の感情を整理することができないまま次々に襲ってくる新たな問題と直面していたということに気が付いた。だけど、じっくり話をしながらひとつひとつにどう対処すればよいのかを2人で話しているうちに、心がふわっと軽くなっていた。

 

心が軽くなった途端、前にしていたように自然に笑うことができた!ずっとしていた作り笑いではなくて、心から、素直に、溢れ出てくる笑顔で!!

 

何も特別なことはしてない。ただ、話を聞いてもらっただけ。でもそれって実は、最強の魔法なのかもしれませんね!!皆さんも、今心の中に抱えているもやもやを誰かと少し分け合うことで、自然に笑顔になれますように…。私は今、すごい幸せです!生きてて良かったって改めて思ってます。明日が来るのが楽しみ!また大好きな人たちに会えるのが楽しみ!誰もが、そんな生活を送れる社会になったらいいな…。