私の親友は、同性の大人の方に恋をしています。likeの好きではなくloveの好きだと確信して…。
人を好きになるのに年齢も性別もキャリアも関係ないと思うし、好きになっていいし好きになられた側もその気持ちに応えて良いと思います。
親友は、これまでその大人の方と話していても自分が恋をしていることは言わずに時間を共にしてきました。ただ、そうして本当の気持ちを伝えないことに申し訳なさを感じ、打ち明けることにしたのです。直接言いに行く勇気はないからと、メールを…。私にも送る前に見せてくれましたが、とても心がこもったメールでした。同性であるということ、年齢が少し離れているということ、本当の気持ちを伝えずにこれまで話していたことの申し訳なさ…。彼女が感じるハードルをすべて語ったものでした。
私も一緒にドキドキしながらメールを送る。1日経ってから返信が来た。
私はそこに書かれていた内容を見て、彼女の恋の相手を心底軽蔑した。
『あなたが感じてくれていることについてはわかりました。』と。そしてその後も大した内容はなく、ただ勉強を頑張りなさいと書かれた大人からの文章だった。彼女の絶望した顔を私は忘れられない…。
私的には『え?!それはないだろ!』って感じ。彼女がどれだけ自分の気持ちと闘い、何をしていても頭から片時も離れないほど好きな相手に、勇気をもって気持ちを伝えたのか…。もし、同じ文面のメールが男の人から来ていたものだったらどうだっただろう。きっと、『あなたが感じてくれていることについてはわかりました。』とは返ってこないでしょう。
私はこの一文に、どんなに好かれてもそれ以上にはならないと断言されているように感じました。なんで?!別にいいじゃない!同性だって、恋愛できる前提として捉えてくれていいじゃない。少しくらい年齢の差があったって、いいじゃない。なぜ、勇気をもって気持ちを伝えてくれた相手に、そんな冷たい言葉でしか返せないのか…。疑問でしかなかった。
まだまだ、恋愛をすることに前提条件のような、『当たり前』みたいな概念があるのか…と少しショックを受けました。すべての人に理解してほしいというのは無理だとわかってる。だけど、そう思いました。