私はなぜこんなに必死に生きているのだろうか…。生きている意味が分からなくなった時期がありました。
私にはもやもや病という難病があります。状況によっては、オペをして完治に近づけることもできるのですが、不運にも私はそれができないなので、毎日微妙に変化する自分の身体と向き合い、時には痛みと闘い続けなければいけない。
何度かそんな日々から逃げ出したいと、そう思ったことがある。自分は何のためにここまで必死になって生きているのか、この辛い現実がこれからも続くのに、それに耐え抜いてその先に何があるというのでしょうか。
でもわかりました。その理由が…。それは、大切な人のためです。そして、自分のためです。たった一度しかない人生で、病気にかかってしまったことは不運なことかもしれません。ですが、それを除けば私はとても恵まれた環境にいました。私の周りには、大好きな人がいて、尊敬できる人がいて、そして自分がいる。自分の人生は、いくらでも自分の好きなようにできる。
親の縛り、お金の制限、世の中の不条理…。たくさんたくさん、壁はあるけど、私は私の人生をどんな風に過ごしてもよいのだ。そんなことに気が付きました。
きっと、病気という形ではなくても、何かしらの形で毎日を必死に生き抜いて、耐えている人がいると思います。でも、その辛さはどこから来ているものなのか、よく考えてみてください。もしかしたら、何かたったひとつのアクションでその辛さから抜け出すことができるかもしれません。
私にとってそれは、大切な人を見つけることでした。大切な人のことを見つけて、たくさん話をして、時間を共にして、時には泣いて、自分の心の叫びをその人に伝える。そうすると、少しだけですが楽になれるんです。私は一人じゃないと思えるんです。そして、これからもその大切な人と一緒にいられるように頑張って生きようと思えるんです。皆様にも、どんなに辛いことと引き換えでも生きていたいと思える大切な人が見つかりますように…。
世の中は優しさであふれています。でも、そんな素敵な世界を見れる確率はとてつもなく低いのかもしれません。その確率を上げられるのは、あなたの考え方次第。毎日が奇跡だととらえて、悪いことよりも良いことを見つけるほんの少しの心掛けが、あなたのことを幸せにしてくれるのではないでしょうか(^^♪