アンテナを張って感性を磨く | TOEIC対策!初中級者の英語学習を本気で最適化

TOEIC対策!初中級者の英語学習を本気で最適化

子育て中の10年間の英語ブランクののち、TOEIC講師、実務翻訳者の夢を叶えた3000人指導、300冊英語教材を研究した自己流英語脱、英語学習を最適化する英語ポートフォリオワーカーのブログです。

英語学習者3000人うちTOEIC学習者700人を指導し、英語教材300冊以上TOEC教材100冊以上を研究したあなたの夢を叶える英語講師、英語コーチ、実務翻訳者のおのだ Maryです。TOEIC初級者のために英語の基礎回路Buld Upのためのコーチングを行っています。

今日は、TOEICから少し離れて翻訳の話です。

 

翻訳は、ターゲット言語(英→日だった場合、ターゲット言語は日本語)を英語同様磨く必要があります。

 

Why you gotta get so nasty on him?

これは、つい最近話題になった大谷選手の通訳である水原氏の言葉の感性が光った場面として有名な英文です。

 

2023年に行われた WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の優勝後のインタビューでの話で、優勝を決めたピッチャーが大谷選手、バッターは大谷の当時のチームメイト、マイク・トラウト選手というシーンで、大谷がトラウトを三振に抑えた後に行われたインタビューで投げかけられた質問です。

 

「nasty」は元々「いじわる、たちが悪い、不快な」というネガティブな意味を持つ単語ですが、スラングでは「やばい、すごい」という意味もあります。

 

この「nasty」を水原氏は、「えぐい」と訳したのです。

 

「なんであんなエグい球を投げられたんですか?」

 

この言葉こそ、きっと質問者の意図にそい、そして皆が聞きたかった内容をとらえている表現だと思いませんか?

 

こんな見事な通訳の場面をみると、翻訳者としてまだまだ日本語を磨かなければいけないな、と思った次第です。

 

言葉の感性を磨くためには、もう、自分が憧れる日本語を使う人を追いかけ追いかけ、マネをして自分の中にストックしていくことの積み重ねをしていくしかありません。

 

そうそう、そう言えば、音読も、実は自分が好きな英語を追いかけて、マネをしていくことでとても楽しくできます。

 

自分が好きな俳優、スポーツ選手などの英語を追いかけ、マネしてみてください。

 

私は、以前も書いたと思いますが、『メジャークライムス』シャロン・レイダー警部役のメアリー・マクドネルさんの落ち着いた英語が大好きなのです。

 

ですから、音読するときも彼女の英語をマネして、シャロンになりきってすることにしています。

 

そうしたら、音読がとっても楽しくなるからです。

是非、試してみてください。あなたの好きな英語はどんな英語ですか?

 

英語は地球上の4分の1の人が使っている言語です。英語を使える人が増えれば相互理解が広がります。相互理解は広がったら、この世界はもっと美しくなると思いませんか?