ユートピア伝説 -11ページ目

【第一章】聖者の道

私はふくろうの「カロン


魔法使い「マジク」さまの使い・・・


あなたが来るのを

ずっとお待ちしておりました。


勇気ある者


勇者さま


見てのとおり。


ここ迷いの森

本日、ついに


1000年の呪縛から解き放たれ

聖者の道】となりました。


あの暗い闇の森が・・・

まるでうそのように


光さす草原へと

今姿を変えました。


この草原の真中にある

一本の道


この道を突き進んでいくことで

やがて「魔法の指輪」がある「ほこら」へと

辿り着くことができます。


大丈夫です。


安心してください。


ほこら」への道案内は

この私「カロン」が

最後まで務めます。


いえいえ。


お礼など入りません。


これも「マジク」さまからの

指示であります。


勇者さまを「ほこら」へと

早急に案内し


決して、破壊の魔女の手下に魔法の指輪」を

奪われないようにしてほしいとの命を

じきじきに受けておりますので


ご安心ください。


ただし・・・


ほこら」へと行くには

数々の関門を突破しなければなりません。


指輪を手にする者に相応しいかどうか・・・


真に勇気知恵のある者かどうか・・・


真実を見る力を備えている者かどうか・・・


それらが各場所にて試されるのです。


これらを全て証明したとき

あなたは真の勇者の証として

魔法の指輪」を手にすることができるのです


大丈夫です。


あなたならきっと

魔法の指輪」を手にされることでしょう。


あなたは少し他の参加者たちと

オーラが違いますね。


全てを見据える力というものが

あるのでしょうか・・・


私には分かります。


説明をあれこれするよりも

実際にその目で見て

確認をされるのが

一番早いと思いますので


これより、魔法の指輪」が眠るほこら」へと

あなたを案内したいと思います。


では、参りましょうか。


・・・・・。


・・・・・。


・・・・・。


おやおや・・・。


・・・・。


道が急に細くなったと思ったら

いきなり道の真ん中に

大きな扉が現れましたね。


このを開けなければ

どうやら先には進めないようです。


この大きな扉は一人や二人では

間違いなく押し開くことはできないでしょう。


もしや、ここでは「仲間と助け合うこと」を

まず試されているのかもしれませんね。


勇者さま


勇者さま信頼する者を

どうかここにお呼びください。


仲間と一緒に力を合わせて

このを開かぬ限り

これより先には進むことはできません。


これから来るたくさんの困難は

決して一人では乗り越えられないことを

この扉は伝えているのです。


私はここで「破壊の魔女」の手下が来ないように

見張りをしております。


ですので、勇者さま仲間

どうかこの扉までお導きくださいませ。


※この扉は1000人の者で押さなければ

開くことができない魔法がかけられています。


アクセスが1000以上なければ

開かれないのです。


ですので、どうかあなたの同志に

この扉の存在を明かしていただき


扉の前に少しでも多くの者を

導いていただきたく思います。


それでは、また明日

あなたが来るのをお待ちしております。