私が生まれた場所は盆地で、
無風無音でとにかく雪が積もるところで、
夜になると真っ暗、朝になると真っ白な世界でした。
ど田舎育ちのおのぼりさんです。
こちらに移って数年。
知人が田舎に引き返すなか、
心強い味方が多いせいか、
今のところ都会の生活には苦労してません。
知人が出産ラッシュのなか、
理解ある人に囲まれているせいか、
ほこほことプレッシャーなく過ごしています。
冬になるとよく高いところに登って街を見渡します。
身体の芯まで冷えて鍋でも食べたいなぁなんて考えて、
目立つ夜景の看板の文字を読みつつ、
これまでの反省とか誰かを思い浮かべたりして、
いきなり泣きだす子どもの声ではっとして、
階段を下ります。
とことん感傷に浸らせてくれない都会が好きです。
たまにとんでもない刺激をくれる都会が好きです。
N氏には、都会になんでもあると思うなよと言ったけど、
たしかに都会にはなんでもはないけど、
都会にしかないものもあって、
それを大人になってから知れてよかった。
