ウルトラマラソンへの思いは、今年の1月走った若潮マラソン中に感じた事から始まった
「走るって楽しい!」
35キロ過ぎ、目標タイムを諦めた時に訪れた走る喜び
「ただただ長い距離を走ってみたい」
それはどんなに気持ちの良さそうな事なんだろう
私のような一般市民ランナーにとって100キロというのはとてもタイムを気に出来るレベルではない
完走してみたいだけ
ネットで調べてみると、全国で13レースほど開催されているらしい
そのなかでも自宅から車で行けることを考えると、
① 4月に山梨県で開催される「チャレンジ富士五湖」
②5月に長野県で開催される「星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」
がその候補に挙がったのだが、野辺山はどのサイトを見ても、“国内屈指の厳しさ”や、“野辺山を制する者はウルトラを制する”なんていうフレーズばかり目につき、初心者が出られる大会ではない印象
そこで目標を「チャレンジ富士五湖」にした訳だが、すでにエントリーを閉め切っていた・・・
でもどうしても走りたい
一応エントリーしてみるか・・・なんて感じでエントリー決定!!
コースを見てもアップダウンの連続である
走れるのか?
でも走ってみたい!
装備はこんな感じ
①

スタート時は気温も真冬並に寒いと思われるので、ゴミ袋に穴を開けたカッパも用意
いらなくなったら途中で捨てられるので便利&暖か!
②
途中のエイドステーションに着替え用の荷物を預ける事が出来る
ウルトラならではの仕組み

袋はこんなに大きい
サイズはW400×H550mm
ランニングシューズも楽々入る

42キロ地点にはこの装備を置いておく事に
ここでシューズもトレラン用からランニング用に履き替える予定
③

89キロ地点には防寒具も用意
終盤になってくると気温も下がる
自分の特徴を考えたセレクト

それぞれのエイドステーションにジェルも用意しておく
固形物を食べられなくなってきた時には特に力になってくれるアイテム
装備も整えいざ出発!!

立川を出る前に高速道路情報を見たら、びっくり!
事故で30キロ以上の渋滞
しかたなく奥多摩経由で上野原までを下道で行く事に
約1時間半で高速道路に乗れた

甲府盆地に入ると左手には南アルプスが顔を出す
かなりテンションが上がった!
また登りたいなー

さらに進むと正面に八ヶ岳!
今回のマラソンの舞台だし、昨年秋に登った赤岳を思い出す
中央道っていいなー

高速道路を降りた

そして会場到着!
すでに多くのランナーが集まっている

これがゴール!
皆さん思い思いに写真を撮っていた

大会用の体育館はこんな感じ
前日のコース紹介や走る上でのポイントなどを説明してくれた

初のウルトラという事で、レース全部を満喫しようと前夜祭にも参加する事に
チケットはこんな感じ
受付を済ませ、前夜祭まで1時間ほど時間があったので、野辺山駅周辺を散歩する事にした

駅前の公園にはテント泊の人々がいた

野辺山駅
小さく可愛らしい印象

駅の側にあったお店
外観が洒落ている

八ヶ岳
明日は晴れると良いなー

前夜祭は地元の方によるダンスやトークイベントで盛り上がった
この前夜祭ではかなりの有力な情報をゲット!
同じテーブルになった2人組の方に声をかけてみたところ、いろいろ教えて頂けた
①ほとんどの人が13時間台でゴールする事
→ 気負いすぎず、リラックスして走った方がいい
②ポケットティッシュを用意
→ コース中にトイレはあっても紙がなくなっている事が多いため
③小銭を500円ほど持って走る事
→ 町中も走る為、途中の自動販売機で飲み物を買いたい場合に必要
④前夜祭の最後には、抽選会がある事
→ チッケットにナンバーがふってあり、最後の抽選会で地元の名産品が当たるかも知れない
まさかチケットにそんな役割があったなんて知らなかったので、ポケットの中でしわくちゃになっていた・・・
なんとお二人はこの抽選会を毎回楽しみにしているとの事で、今回は一緒に一喜一憂させていただいた
3人とも商品は手に出来なかったが、出会いに感謝!!

地元の学生さんがパスタを作ってくれていた
パスタはカーボンローディングに最適な為、前日に食べると良いとされている
美味しかったよーありがとう!

前夜祭の後は、近くの温泉に行って体をほぐした
さー明日は本番!
走るぞー
そしてウルトラマラソン当日を迎えた
スタートが朝5時
まだ暗いうちから起きて準備を始めた
さして緊張はしなかったが、時間が迫ってくると気持ちの高ぶりは自然と起こる
大会当日の天気は晴れ
朝はかなり寒く、最低気温は5.9℃
レインウエアを羽織ってスタートする事に
走るにあたって決めていた事
①決してペースをあげない。キロ7分を超えないペースで。
②上りは走らないで体力を温存
そんな訳で自分を戒めるいみでも最後方からスタートし、早朝の野辺山を満喫しながらのラン
周りのランナーもゆったりペースでこのレースを楽しんでいる様子

途中で発見
「JR鉄道最高地点」の標識
標高が1375m
野辺山ウルトラマラソンの特徴は、標高差!
約1000メートル
日本屈指の難コースといわれ、野辺山を制する者はウルトラを制すると言われているレース
最初の10キロを1:14:05で通過

10キロを過ぎた辺りから林道に入る
ここがかなりのポイント
足下には小石がごろごろしていて、かなり足を取られる
登山者にも好まれない種類の道である

それにこの悪路を、コース上最標高の峠(1908m)まで上がる
スタート地点の標高が1355mなので約500m
とても上りでは走れないし、走らないと決めていたので焦りはなかった
この緑色のゼッケンを着けた方が「デカフォレスト」と呼ばれる勇者
なんと野辺山を10回以上完走した方に送られる称号!
偉大なランナーと一緒に上りを早歩き

またまたデカフォレストを発見
なんだか勇気づけられる
皆さんの素晴らしいところは、決して手を抜かないところ
無理はしないが、序盤からご自身のペースを崩さない姿勢が参考になった

そしてコース最高地点へ到着!
とはいってもこの先もアップダウンだらけ
気を引き締めてランニング再開
約20キロ地点、2:38:12 (10キロを1:24:07)

30数キロ地点でまたまたまたデカフォレストを発見!
道も舗装された走りやすい物に変わり自然とペースも上がる
30キロ、3:51:09 (10キロを1:12:57)
今回のマラソンで一番早く走った区間となった!
40キロ地点は、5:04:50 (10キロを1:13:41)
20キロ~40キロまでの20キロは安定した走りで通過
筋力もまだまだ余裕があり、レースを楽しみながらのラン!
42キロ地点でトレラン用シューズからロード用シューズに履き替え再スタート!
この地点でのシューズ交換も前夜祭で先輩ランナーに教えてもらった事
足が軽くなり、かなり順調に50キロ地点を目指す
50キロ地点を通過!、6:26:01 (10キロを1:21:11)
そしてここからこのレースで最も厳しかった60キロ地点までの道のりへ
50キロ半ばから北相木村役場までの道のりは、同じ道を折り返すコースとなっているため、折り返してきたランナーとすれ違いながら走ることになる
もちろんペースを落として力を蓄えながら走ってきた自負はあったものの、こんなに多くのランナーが自分より早く走っているのかと現実を見せられると心が若干なえた
みんな凄いなー!
なえた心が早く早くと折返し地点を求めてしまい、曲がり角を曲がる度にまだまだ続く道のりに唖然とした
やっとの思いで北相木村役場まで辿り着き、エイドステーションでちょっと休憩
ここに長居をしてはいけないと奮起して折返し地点を出発!
途中、60キロ地点を通過。7:49:03 (10キロを1:23:02)
それほどタイムが落ちていなかった事に安心!
さらに、残りの40キロを6時間10分掛けて走れることで、100キロマラソンの完走が現実的なものとなった
「完走できるぞ!」
65キロ過ぎから79キロ地点の馬越峠までは、このレースの山場が待っている
500mの標高差を登る
70キロ地点は、9:17:44で通過 (10キロを1:28:41)
坂道は走らないで体力温存という決めごとを守りながら走る
71キロ地点は42キロ地点に続く、このレースのフィニッシュ地点
ゴールした人たちが喜びを分かち合っている中、100キロマラソンランナーはまだまだ先を目指す!
この時の心境も良く覚えている
「ゴールはまだ先、まだまだ走れるんだなー!」
ゴールした人を尻目に、ちょっとの休憩後コースに戻った
馬越峠は、登山に向かう途中のアプローチのような印象だった
普段の山登りを考えると決して辛くなく、早歩きで峠を目指した
80キロ地点は、10:59:31で通過 (10キロを1:41:47)
このレースで最も時間がかかった区間
余裕がまだあるなーと感じながら峠を越したのだが、そこで体に初めての異変が!!
峠を過ぎるとみんな下りはそこそこのペースで走る
本当に周りのランナーは凄いなーと関心させられた
よーし、俺も走るぞーと下りだすと膝が言う事をきかない
がくがくで踏ん張れない
あれっ、やばいかも・・・
ぞくぞくと周りのランナーに抜かされながらも、この下りで歩いてしまうとタイムが間に合わないかもしれないという意識から何とか足を進めた
膝をだましながらのラン!
そしてこのレース、2度目の異変が起きた!
なんと膝の痛みがとんだのである
こんな事が起きるんだなーと自分の体にびっくりしながら走った
膝が完全にだまされてくれたのか、90キロまではかなり調子のいいペースに!
90キロ地点を、12:23:18で通過 (10キロを1:23:47)
確実にゴールできる!
残りの10キロは、もうゴールのことしか考えられない状態に
10キロを1時間30分ちょっとで走れれば完走!
出来るはず、走れるはずと自分を鼓舞しながら走った
最後の10キロを1:29:04かけて走った!
ゴールまでの最後の坂道は、沿道両脇に応援してくださる方々がいて声を掛けてくれた
みなさんとハイタッチしながら満面の笑みで走り向ける
凄い興奮していたと思う
無事、100キロウルトラマラソン完走!!!
ゴールタイムは、13:52:22
完走メダルを首から掛けてもらい喜びの時間を満喫
気がつけば残り7分ちょっとしかなかった
危なかったなー、あそこで気を緩めてたら完走できなかったなーなんて思い出しながら、完走できた余韻に浸った

これが完走メダル
久しぶりにいただいたメダルが嬉しくて、車に戻るまでずっと首から掛けていた
〈タイム〉
10k 1:14:05
20k 2:38:12 (1:24:07)
30k 3:51:09 (1:12:57)
40k 5:04:50 (1:13:41)
50k 6:26:01 (1:21:11)
60k 7:49:03 (1:23:02)
70k 9:17:44 (1:28:41
80k 10:59:31 (1:41:47)
90k 12:23:18 (1:23:47)
Finish1 13:52:22 (1:29:04)
種目 100km
〈出走者数〉
男子1,461名 + 女子184名 = 計1,645名
〈完走者数〉
男子995名 + 女子112名 = 計1,107名
〈完走率〉
男子68.1% + 女子60.8% = 計67.2%
〈男子順位〉860位
〈総合順位〉 947位
〈当日の気候〉
平均気温 11.0℃
最高気温 17.5℃
平均風速 2.4m/s