商品は”コト”を売るための「手段」 | ヒサのブログ

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昨日のある小さな婦人服店の続きです。


婦人服の店なので、当然、婦人服を販売しているのですが、実は、そうではないのです。


では、何を売っているのか・・


それは、「10歳若返る着こなし術」という、若く、美しく見える着こなし方、コーディネートのしかた、技術を、婦人服という”手段”を使って売っているのです。


商品はあくまでも”手段”であって、売っているのは、この店ならではの、店主の持つ着こなしのノウハウ、テクニック、コーディネートのセンスであり、店の主張=コンセプトそのものなのです。


商品はあくまでも自店の主張を伝える”手段”に過ぎないということなのです。


お客さまに、ぜひ当店の服を着てもらい、気持ちも暮らしも若返って生き生きとした毎日を送ってほしいという店主の想いを売っているのです。



「モノ」消費から「コト」消費へと消費スタイルが変化していると言われます。


まさしく、この店は、「モノ」でなく「コト」を売っているのです。


「コト」を買おうとしている消費者に、どうやって商品という「モノ」を売ろうか??

と、いくら考えても買ってくれません。


それは、お客さまが見えていないということです。


商品はあくまでも”手段”だということを忘れてはいけません。