いくつかある私がお手伝いさせていただいているお店のなかで、ちいさいながらも元気のいっぱいのお店のお話をさせていただきます。
関西の人口7万人ほどのある地方都市の、私鉄の駅前の商店街の中の衣料品店です。
アジアンテイストの婦人服を販売している、20坪弱のお店です。
経営者は40代の女性、Hさんです。
顧客のターゲットは同じ40~50代の女性です。
しかしながら、取り扱っている婦人服は一般的な婦人服と少し趣が違い、好みがはっきりと分かれるデザインのものが多いので、ありふれた売り方ではその良さが伝わりにくいものが多いのです。
その良さを伝えるためにHさんは、その服を着るシチュエーションをイメージしました。
その服を着る人にとって、どのような場面が最もベストなシチュエーションなのか?
それは、旅行でも特別なイベントでもなく、「いつもの友達とランチ」
でした。
あまり、気取らず、さりげないおしゃれ
そうかといって、安っぽくなく、どこで買ったのかちょっと聞いてみたくなるドレス![]()
皆でランチのテーブルを囲んでいるときに、
友達に、「それ、どこで買ったの?高かったんじゃないの
」 と言われたい。
でも「ぜんぜん!たったの5000円よ
」と言って驚かせたい!
こんな女性の心理をくすぐるシーンをイメージしながら、お客さんにお奨めしたそうです。
実際にその服を着てランチに行ったお客さんから、まさにHさんがイメージしたのと同じシーンを体験したとの話を聞いたとのこと。
私はお店は商品を売る場所ではないと思っています。
お店はまさに、商品とお客さんとの出逢いの場なんです。
そして、私たち商人はその出逢いの場の演出者なんですね。

