私は久々に白金高輪に行きました。
そこは以前の営業所で働いていたときに担当していた営業エリアでした。
久々に降りた街は当時の面影をさらにパワーUPさせていました。
見慣れぬビルや賃貸マンションが並び、知らないお店が増え、少し、悲しい気持ちになりました。
それでも、当時と変わらない表情を多く残してくれている街がとても懐かしくて待ち合わせの時間よりも敢えて少し早く着き散策してみることにした。
「ああ、覚えているな」
この先に何があっていつもここで休憩していたなど、当時の記憶が蘇ってくるのが楽しかった。
足取りも軽い。
港区でしかも白金なのに商店街があったり、タワーマンションは建っているけどどこか下町っぽいところを残しているのが好きだった街。
ひとつ駅を過ぎるとプラチナ通りがあってイチョウ並木のきれいな街が近くにあるのに、ここは独特の色を持っている。
昔、菅原道真の祠があったという天神坂を下り、白金高輪駅に向かって歩いていくと、目の前にトーキョータワーが見える。
夜はライトアップされてとてもきれいだ。
「ああ、きれいだな。変わんない。あの時と一緒だ。あの時と…」
あの時の男。
火責めにしても足りない。針を飲ませて内臓からいたぶってやってもおつりが来るくらいだ。
あれは、私が高校の時。
友達の紹介で一人の男性と遊ぶ約束をした。
話でしか聞いていないその男性は、その当時、背が高ければそれだけでいいと言う私の要望に見事に応えているらしい。
私は当然そのお誘いを受け、トーキョータワーデートをした。
その時期は冬で、トーキョータワーはまさにクリスマスのイルミネーションがきれいに輝いていた。
私は当日、当時の自分の持っている数少ない戦闘服を身に着け戦いの現場に向かった。
どこで待ち合わせをしたかなんて覚えていないが、初めて会った彼は合格だった。(背が)
夕方からだったので近くのカフェでカルく話し、トーキョータワーへ向かった。
そう。私は自他共に求める高所恐怖症。
しかし、その時の私には関係ない。
こいつを物にしたい!と、こう思っていたわけですな。
トーキョータワーの中はカップルで溢れていて、私たちもその一員でした。(傍から見ればね…)
「あのビルなんだろうね」
知っているくせに知らないフリをして男性の自尊心をヨイショして、本気で高いところは怖かったのですがここは敢えて少し怖がってみせたり、私は必死にトーキョータワーという戦場で戦っていました。
そして、お互い学生なんでお金が無いのは当然ですので、菊名のファミレスでディナーとしゃれ込みました。
「ねえ、シェアしようよ」
なんてかわいいんでしょうね。
計算? してませんよ。
そんなに頭よくないですもの。
食べ方がきれいに見えるパスタとポテトとサラダを注文し、シェアをしながら食べました。
もう、私は彼という前菜ですでにお腹いっぱいだったのですが…
事件はPCの中で起きてるんじゃない。
菊名で起きてるんだ!!
はい。ここで事件が発生いたしました。
何がって?
また私が例にもよって暴走したとか思っていませんか?Boys&Girls。
当時の私はそんなことはしません。
そんなことをするオチャメなInBanチャンはまだ眠っていました。
彼 「じゃあ、これで。おやすみ」
私 「は?!!!!!!!!!!」
なに?おやすみ?
ああ、ここで寝るのか。少し寒いけど二人肌を寄せ合っていれば寒くないもんね。
どこで寝る?公園?それともファミレスの駐車場?
って、お前はホームレスか!!
派遣社員のネカフェ難民か!!
駅に向かってんじゃねえよ。シャバ増が。
?が頭の上に出ると人間何も言葉が出ないんですね。
そして、ただ改札の向こうの彼の姿を見ているしかないんですね。
あっはははははははは。
こりゃぁ、おもしろい。
お客さん~!!菊名ってどこですか?
私は菊名で難民になってしまいました。
とりあえずバス?タクシー?
そうだ、携帯…
初めて私は携帯という武器を持って新しい戦場に立っていました。
それが結構乗り換えるんです。(私は基本的に2線以上使うともう結構という言葉を使います)
みなさん。
信じられます?
知らない街に女の子のを置いて帰る男の神経。
私には理解できませんでした。
きっと、私に彼氏がいて、学校で人気者の高嶺の花的存在だったら置いてかなかったでしょう。
でも、それって私に責任があるんですか?!
こんな顔だからですか?
え?!
なんで菊名に行ったのかって?
私が知りたいです。
なんか雨が降ってきたのでこれにて。
バイバInBan。
この雨って、私の涙かな?