ROUND.1

【マジ勘弁!東京の雪とは遊べません…!!!】



昼間に降っていた雨は夜から雪に変った。


私は実際山形でたくさんの雪を経験し、雪山ではなんと戦いまで挑んだくらいですが、東京の雪には本当にギブUPしました。



山形ではあまりのフカ②の雪にはしゃいで我を忘れてしまいましたが、東京の雪は本当に怖かった。


東京の雪って水分を含んでいるみたいで、コケ易いんですよ。



それに加え、私はいつも7~9cmくらいの上等なヒールを履いているものだからコケてしまったら受身をとってもタダじゃ済まないだろうね。



私の家へ行くには下り坂があるのですが、夜遅くで人通りもない街は雪がまるで自分がこの通りを仕切っているように降り続いているんです。



真っ暗な道に街灯に照らされた道には真っ白な雪。



転ばないように慎重に歩くけど、怖い。。。。。。。。。。。。。。。



しかし、私を苦しめたのはコケそうな道路に積もった雪ではなく、傘に積もった雪でした。


なにがって?



傘が重いの…



いくら振り払ってもこれでもかってくらい、まるで空に上から誰かが故意に雪を落としているのかと思うくらい降ってくる雪にもう開き直って裸足で帰ってしまおうかと思ったそんな昨日でした。






ROUND2.

【「これ気になっちゃった感じですかぁ~?」イタいあいつの御接客】



その日、私は大好きな新宿で服を探していました。


最近の私はバーゲン以降服を買っていなかったのでここでひとつ、新作のチェックを含めて散策していました。



あつ!と、私は仕事の服も買おうと思い、いつも行く安いのになかなかのデザインの服が売っているお店に行きました。



決めていたのは黒い服。


私は真っ先に気に入った服を見つけた。


基本的に私はすぐに気に入った服を見つけるので、比較的服選びは早いんです。



SHOPも決まっているしラブラブо(ж>▽<)y ☆ヒュー!!!



手にとって合う服を頭の中で描いていたところ視界に人が現れた。



「あれ?コレ気になりました?」


本当にこういうこと言う人いるんですね。



見た目は…



お前なんかにアタシの服が選べるワケねえだろうが!!!消えろッ



って感じの女の人。



「はぁ…」



私はあまり関わりたくなかったので目を逸らし、必殺話掛けるなオーラを出します。


InBan優しい('-^*)/



「それいいですよね~」



どうやらこの技は男性にしか利かないようです。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。うえ~ん


スタッフの攻撃は続く。



「これ私も着てるんですよ」


怒。



普通だったらショップの店員さんと一緒だなんて、気になるところで食いつくかもしれませんが、ここでこの人が着ている服を見てしまったらせっかく気に入っている服がただのボロ布に見えてしまう。



服は気に入っているのでそれを持ったまま店内をスタッフから逃げるように歩き回る。



このお店にはアクセサリーも売っているのでこの服に合うアクセを探していると


「あのこの服ハリケーンデザインなんですよ」



は?!?!?!?!?!?



後ろを振り向くとさっきのスタッフが。



ってか、なに言ってんの?この女…



「見てくださいよ」



いや~やめてぇぇぇぇぇ~!!!!!見たくない!!



こいつはジャケットの上から私の気に入っている服を見せた。いや、見せやがった!


っつーか、お前らスタッフは客の気持ちを汲んだり、何を考えているのか察したりするもんなんだろうがよ!!



それを、今のお前はまったくの無視じゃないか!!


見せてんじゃねえよ!


アタシとその服が超被害者じゃんか!誰かこいつ、ラチって殺して沈めてくれえぇぇぇ!!




「あ…あの、ハリケーン?て」


もう社会人4件目にもなる私は大人の対応。



お前じゃなくて、私が空気やお前の気持ちを汲んでやっているのに、こいつときたら…



「台風の目みたいじゃないですか?」





は?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!


またこいつはワケの分からない事を言っている。



こいつはひたすら自分の服を指差している。



「え?!」


私はなんでこんなに必死に考えてやっているんだろう…



と、そこでピンときた。



「ここですか?」



私はその服に唯一あるデザインを指差して言った。



「そうです。台風みたいでしょ?」



そう。スタッフが言いたかったのは胸の右側にあるギャザーがどうやら台風の目のようらしいのです。



いい迷惑だよ!この女。



しかし、それは気に入った服。結局買ったけどね。





ROUND.3

【お母さん!あたしの話を聞いて欲しい。欠如した人間のランチタイム】



私はその日、外でランチしてました。


基本的に営業の私は外でご飯を食べます。



今日もファミレスでご飯を食べていた私は向かいで食べる親子が何か気になった。



その親子。お母さんと、女の子と男の子の二人で来ていました。



女の子は小学校高学年か中学生くらい。


男の子はうちの甥っ子と同じ年ですかね。



話を聞いていると、どうやらお母さんはお姉ちゃんを可愛がっていて息子は後回しらしく、お姉ちゃんはそんな弟を嫌いらしい。



ご飯を食べながら見ていると、何か様子が普通の親子と違う。



ここからは親子の会話。



母 「なににする?」


息子 「僕ね、ステーキ」


母 「ダメ!まずお姉ちゃんから!メニュー放しなさい」


ここで私はお母さんがお姉ちゃんを可愛がっているのを確認した。


姉 「あたし、ステーキにする」


母 「じゃあ、チアキは?」


どうやら息子はチアキという名前らしい。


チアキ 「僕ね、パンケーキ」



変わってんじゃん。チアキ…あんたさっきステーキなんて完全にガッツリ食べる気だったのに、デザートでいいの?



母 「じゃあ、ステーキとパンケーキね」


あんたは食べないんだ…


しかし、問題が発生。


チアキが実はステーキとパンケーキと迷っていたのだ。



チアキ 「やっぱステーキ」


母 「ステーキでイイのね」


チアキ 「んん~っと、パンケーキも食べたい」


ここでこんなに息子が迷っていたら頼んであげてもおかしくないと思う。



母 「だめ!どっちかよ」


って、そこは譲らないの?あんた食べないんだったらパンケーキ頼んでやんなよ…



姉 「チアキ。早く決めてよ」


と、言いながらお姉ちゃんはすでにボタンを押している。


チアキの意見を聞く気はないらしい。



店員 「お呼びでしょうか」


母 「ステーキ二つ。パンとご飯ね」


この母親の発言に当然チアキはビックリ。



チアキ 「違う!違う!パンケーキ」


しかし、その言葉は悲しいかな私にしか聞こえていないようで、店員ですら無視。


店員 「それでは確認いたします。ステーキ二つですね」


チアキ 「違う!違う!」


母 「はい。」



「はい」なの?



チアキ 「ひどいよ…うえ~ん」


当然ながらチアキは泣き出してしまいました。



思えば、来た時からチアキはお母さんに怒鳴られていました。


ファミレスだからとはしゃぐチアキを「大人しくしなさい!」と一喝!


席に座るなり「向こうに詰めなさい」とお尻で押す。



しかし、ここまでチアキは一回も泣かなかったので我慢強い子だなと思いました。


しかし、そんなチアキもパンケーキが食べられなかったことが悲しくて泣いてしまった。



そんなチアキを見た母親は少しかわいそうに思ったのかドリンクバーを追加。



だが!それが私を笑の渦に巻き込んだのです。



私はその親子より少し早く店内に入ったのでご飯が到着。


食べながら親子を観察。



子供達は仲良く飲み物を取りに行った。


チアキも楽しそうで良かったです。



しかし、お姉ちゃんがドリンクを二つ持って帰ってきたのですがチアキが帰って来ません。



あれぃ?



母 「チアキは?」


姉 「……」



お姉ちゃん。もしかしてチアキを殺した?



姉 「ねえねえ、お母さん」



お姉ちゃんの手には2種類の紅茶が。


正確にはテーブルでレモンとミルクを入れるようです。


そんなお姉ちゃんがミルクティーを作りながら口を開いた。



姉 「ミルクティーとレモンティーってさ、作るときには別々だけどお腹の中で一緒になるじゃん。だったら今ここで混ぜたほうがいいのかな?



なにを言っているんだ?この子は…



母 「そんなのこれから来るステーキだって、お腹の中で一緒になるんだからきりないでしょ」


まとも!この母親はまともだな。


だとしたらどこかでお前は何かを教えてこなかったのかな?




姉 「でも、飲み物と食べ物は別じゃない?」



一緒だよ!お前の胃袋は2コあんのか!


このとき私は吹きだして笑った。



母 「チアキ、遅いわね」



ここで初めてチアキを心配した。


辺りをキョロキョロしてチアキを探している様子だ。



姉 「ねえねえ、でもさ、レモンとミルクは混ぜたらどんな味なのかな?胃袋で一緒になるけど味は分からないよね」



オイオイ…こいつを止めてくれ…


すごくマジメな顔で話すんだよ。



小首を傾げながら。


本当に悩んでるんだな。



母 「ちょっとチアキ探してくる」


と、お姉ちゃんの質問を完全無視で席を立った。



そして、少ししてチアキを連れた母親が帰ってきた。


実はその間もお姉ちゃんはレモンティーを作りながらまだ首を捻っている。



母 「チアキ違う席にいたよ」


姉 「でさ、結局レモンティーとミルクティーはどっちの味が強いのかな?



ってか、まだその話?


そんなに引っ張る話じゃないじゃん!



この子はずっと考えてたのか?


他に何か考えたら?



母 「だから一緒だってば」



お母さんもそろそろイラだってきましたね。



そんななか待望のステーキが運ばれてきた。



チアキも嬉しそう。



親子は食べ始めた。あっ!お母さんは見てるだけだけど。



だが、チアキも様子がおかしい。


もうお腹いっぱいらしい。


チアキはご飯を頼んだのだが、半分くらい食べて残してしまった。



まあ、このくらいの年なら全部はむりなのかもね。



仕方ないと思ったが、やはり何かが欠如したこの親子には通じない。



姉 「だから言ったじゃん。チアキ食べれるの?って」


母 「お姉ちゃん食べたら?」


チアキ 「ダメ!!」



チアキはお姉ちゃんに自分のものを取られるのがイヤみたいだが、結局お姉ちゃんにあげるはめに。


ご飯を食べるお姉ちゃんは不機嫌。



後にこの不機嫌のワケが明らかになる。



結局お母さんは何も食べずに二人を見ていた。



そして、お会計の時。



事件は起きた。



母 「じゃあ、お姉ちゃん600円ちょうだい


は!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?



姉 「え?!10円じゃないの?」


は?!?!?!?!?!?!?!

10円?



母 「ごめんね。」


い…いや…


姉 「チアキが食べないからじゃん」


いや…だからさ…


母 「5円あげるから


は?!?!?!?!?!?!?

5円?


姉 「じゃあ、いいよ。はい


え?!いいの?ってか、金銭感覚おかしくない?いや…そうじゃなくて、家族でなにお金出し合ってんの?え?そういうもの?最近の家族はそうなの?アタシが変…?


お姉ちゃんはそう言って5円をお財布に入れ、600円をお母さんに渡した。



もうっ!わかりませんヽ((◎д◎ ))ゝ


お姉ちゃんはまだしっくりきていない。


そりゃ当たり前だ。



だが、その矛先はチアキに向かった。



姉 「ねえ、お母さん。これからチアキご飯あげなくていいよ。だって残すじゃん。あたしもお金払ってんのにさ」


母 「まあまあ、あんたはお姉ちゃんなんだから」



いや!その前にお前は母親なんだから、あんたが出せよ!


つか、600円くらい出せよ。


なに5円と交換してんだよ。



詐欺だからね。



姉 「ちょっとチアキ。あたしに何か言うことあるでしょ?」


チアキ 「?」



そりゃあ「?」だよ。


なに、4歳くらいの子相手に「ごちそうさま」言わせようとしてんの?お前は!



姉 「もういい!チアキにはがっかりした」


そう言ってお姉ちゃんはスタスタとお店を出てしまった。



これがチアキのトラウマにならなきゃいいけど。。。。。。。




ってか、あれ?


チアキ確か靴履いて無かったよね。



チアキはずっと靴下のままでした。



おしまい。


この世には、まだまだおもしろい人たちがいるね。


ちょっと勘弁ですけど。



バイバInBan。