はぁぁぁぁ。



初雪降りました。



ありえないですねダウンダウン(/TДT)/


私は都会っ子なので雪とかは嫌いです。




喜んで庭駆け回るイヌの気が知れません。



雪がコンコンいってるのなんて聞いたコトありません。





降っても降ってもまだ降り止まないなんてゾッとします。



InBanもこたつで丸くなります。














『24.     最後のカウントダウン』    ③





家に着くと、いつものように春姫が出迎えてくれた。



『おかえり。アツヤ』



「ただいま。春姫」



『のう?アツヤ』


「なに?」



早速もらった食材を冷蔵庫に入れているとき、春姫がそっと来て言った。



『もう、目の病気についての本は捨ててもいいのではないか?』


本がたくさん入っている収納BOXを指して春姫が言った。



『お主はもうそれについては乗り越えたと思うぞ。お主の心の中のその部分についてはいつももやもやしていたが、今ではスッキリしているように思う。けじめがついたのではないか?』


確かに、春姫に言われ、俺は今までそのことを忘れていたことに気付いた。



前はそのことを知られたくなくて、絶えず隠そうとしていたが、今は忘れていたくらい気にならなくなっていた。




あの時の絶望感や悔しさは正直もう感じていない。



「そうだな。春姫の言うとおり、もう何も気にならなくなってた。でもさ、俺、春姫に目の病気のこときちんと話してなかったよな」



『よい。改めて言わなくても、分かりすぎるくらい分かる。お主は物事をきとんと結論が出るまで考える傾向があるので、わしにはいやというほど伝わるのじゃ』



「…春姫。悪かったな。心配かけさせて」



そう。


春姫はその力のせいで、知りたくもないことまで分かってしまう。



自分の意思に関係なくだ。


春姫は自分の性格上、もどかしかったと思う。



俺が一人で、殻に閉じこもって悩んでいるとき、本当は助けたかったのかもしれない。



いつでも手を差し伸べてくれた春姫のことだ。


必死に耐えてくれていたと思う。



俺自身の問題だからと。



俺には春姫のような力はないから、春姫が何を考え、悩み、何を望んでいるのか分からない。



だから無神経な事だって言った。



傷つける事だって言ってしまった。



今俺が春姫に謝ったのはそのことを全て含め申し訳ないと思ったからだ。




『良いのじゃ。お主はわしを受け入れてくれた。今までのやつらのようにわしを怖がらなかった。それだけでわしは嬉しい。お主が謝る必要はないぞ』



春姫は優しく笑った。



「春姫。幸せになろうな」


『お主。変じゃぞ。酔ったのか?』



春姫といつまでも一緒にいたいと思った。





次の日、俺は春姫の言うとおりに目に関する本を全て処分した。



もったいないとか、後ろめたい気持ちはなかった。



むしろ、スッキリとした気分だった。



そのあと、大掃除の続きをした。



昨日は結局何もしないで寝てしまったので、昨日のままの荒れた部屋になっている。



『すごい気合の入れようだな。一体どうしたんじゃ?』


「ああ。春姫知らないのか?年末の大掃除だよ。こうして部屋をきれいにして新しい年を迎えるんだ」



『ふ~ん。カレンダーをめくるのと同じか?』



なんだかまだピンと来ない春姫は言った。



「アハハ。そういう感じかな」



春姫はまだ知らないことも結構あるみたいだ。


どうして祝祭日は休みなのかとか、この前なんかはハロウィンとはなにかとも聞かれた。



その度に俺は分かる範囲で教えてやる。



今日は掃除を終えるという目標があったので、久しぶりに早起きした。



美保ちゃんとの待ち合わせの時間に間に合わなければならないからだ。



これぞ計画的。





品川の喫茶店の前で美保ちゃんは待っていた。



いつもながら美保ちゃんは来るのが早い。



言い訳させてもらうと、俺は今日十分前に着いている。



なのに、それでも美保ちゃんに勝てない。




俺たちはこのまま喫茶店に入った。



喫茶店は珍しく空いていた。



この時間だったら混んでいてもおかしくないのに。



「忙しいのに呼び出してごめんなさい」



「ううん。別に大して用とかないし」


美保ちゃんは安心したような表情を見せた。



「本当は大晦日も過ごしたかったんだけど…」



「いいって。だって美保ちゃん、家族と過ごすんだろ」


「あのね、正式に引越しをしたの。その、新しいお義理父さんのところに」



少し、お義理父さんと言うことに美保ちゃんは照れているようだった。



「今日はその報告をしたかったの。直接会って言いたくて。だってアツヤ君のおかげだから」



「別に、俺は何もしてないよ」


「ありがとう」



美保ちゃんはそう言って頭を下げた。



「ねえ。美保ちゃん」


「なに?」



「初詣行こうね」


「うん」



うんと言った美保ちゃんの顔がすごく可愛かった。



そのあと、少し、慌しい街を歩いてから美保ちゃんと別れた。



俺も部屋の掃除のラストスパートをかけに戻った。









はい。



今日はここまでにします。




明日は晴れますか?



私たち営業にとって雨や雪なんかはマジで営業妨害DEATHよ。



次の章でこの章は終わりです。



それでは次の章で会いましょう。




バイバInBan。