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前回は京子の脅威から美保ちゃんを守ったアツヤ君。



無事に誕生日パーティーを終えることができるでしょうか。










『22.     誕生日は大騒ぎ』    ④




お約束のケーキがバースディソングとともに運ばれてきた。



二人分なので、少し豪華に見えた。


そして、とうとうプレゼントを渡す時がやってきた。




「まずは京子に俺らから」



と、そう言って浩志は恥ずかしい思いをして買ったブレスレットを京子に渡した。



京子は早速包みを開け、ブレスレットを見ると、「かわいい」と言って腕に付けた。



やはり、京子に似合った。



「次は美保ちゃんにです」



と言って、浩志は俺をつついた。



俺はそんな浩志の腕を振り払い、かわいくラッピングしてもらったプレゼントを美保ちゃんに渡した。



美保ちゃんは恥ずかしそうに受け取り、包みを開けた。



「きれい。かわいい」と、喜んできれ、何度も違う角度からその写真立てを見ていた。



「じゃあさ、写真撮ろうよ。その写真立てに入れるやつ」



京子がデジカメを持って言った。


「はい。二人で撮りなよ」



京子は気を利かせて言ってくれた。


俺はその言葉に甘えて恥ずかしそうにしている美保ちゃんの近くに寄って写真を撮ってもらった。



その後はお店の人に頼んで四人で撮った。





「今日は本当にありがとう」


帰り道、美保ちゃんを送るためと、浩志と京子を二人にさせるために別々に帰った。



駅までの道の途中に美保ちゃんが言った。


「ううん。むしろ俺が祝いたかったからさ」



本当は二人で。と、本音は言わないでおいた。



「写真できたら渡すね」


気がつくと俺たちは自然と手をつないでいた。



風は寒く、駅の近くまで行かないと街灯だけではさすがに暗いのだが、俺は全然この暗さも寒さも気にならない。


そんなことよりも自然と手をつなぐことができたことの喜びが強かった。



「アツヤ君の誕生日はいつ?」


「俺?俺の誕生日は一月」


「じゃあ、私がお祝いする」



勝手に俺は舞い上がったのは言うまでもない。


早く一月になって欲しいものだ。



「ここまででいいわ。ありがとう」


改札の手間で美保ちゃんが振り向いて言った。



「大丈夫?」


「うん。アツヤ君の終電がなくなってしまうから」


「じゃあ、家に着いたら連絡して」



そう言って、俺たちは別れた。


俺も帰ろうとしたとき携帯が鳴った。


京子からだった。



「もしもし。京子帰れた?」


「……」



少し黙っていたが、電話越しで京子は静かに浩志に告白されたと言った。


そして、少し前向きに考えてみようと思うと付け足した。



そうか!浩志はやったか。



俺は電話越しの京子がどんな気持ちなのか分からなかったが、前向きと言ってくれているので少し、安心した。



「俺が…その、言えることじゃないと思うけど、浩志は本当にいいやつだし、ずっと京子の事想ってたみたいだから大切にしてくれるよ」




言おうか迷ったが、この言葉は言ってもいいと思い、京子に伝えた。



「ありがとう。アツヤ」と、京子は言った。







はい。



この章はこれで終わりです。



次回の予告を言うと、次回はクリスマスの話です。




私の悲しいクリスマスの話はしましたが、アツヤ君はどんなクリスマスを過ごすのでしょうね。




それでは次の章で会いましょう。



バイバInBan。