はいはいはいはい。
分かってますよ。
InBanのブログが楽しみで仕方ないんでしょう。
慌てないの。
今日もいいモノ用意してるから。
さて、前回はトヨばあちゃんの昔話が意外なところで春姫とリンクしたところで終わりました。
そして、あっという間の三日間も終わり、アツヤ君はまた我が家へ帰ります。
今日は少し短くて不満に思うかもしれませんが、ご了承ください。
『19. 精霊』 ④
あっという間の三日間で、海には一度しか行かなかった。
「また来てね。今度はもっとお料理作るから♪」
これ以上何を作るというのだ…と、思うくらい健一はたくさん食べたと思うのだが、母さんは嬉しくて仕方ないのだと思い、言わないでおいた。
家を出て、健一が運転する車の中、俺は少し春姫のことを考えていた。
トヨばあちゃんの言う通り、春姫は人の幸せを願うことが好きだ。
俺だけでなく、俺の前にあの部屋に住んでいた人にも同じようなことをしていた。(結果はどうあれ)
それはきっと、自分ができなかったことや、叶えられなかった分、誰かが笑ったり、幸せに思う気持ちが春姫の生き甲斐だったに違いない。
春姫はすごい。
「春姫。ただいま~。いい子にしてたか?」
家に帰るなり、俺は真っ先に春姫を探した。
春姫の顔が見たかったのだ。
しかし、春姫の気配がなかった。
春姫がいつも座っているアイボリーのソファーにもいないくて、俺は不安になってしまった。
『おお。帰ってきたのか』
俺の不安をよそに春姫は姿を現した。
どうやらまた寝ていたらしい。
春姫は寝ていると、完全に気配がなくなるので、いないみたいになる。
「春姫~ただいま」
『土産は何じゃ?』
間髪入れずに春姫は言う。
『なんじゃ。何も買っておらんのか。わしがお主の留守を守ってやったというのに』
「悪かったよ。でも、春姫の喜ぶのあるぞ」
『なんじゃ?』
春姫は子供の表情になった。
俺は得意げに夕日の写真を見せた。
『おお。すごいではないか。これはお主が撮ったのか?』
「そうだよ。地元の人しか知らない夕日の見える穴場スポットで撮ったんだ」
『わしにくれるのか。ありがたい』
春姫はその写真を気に入ったようだ。
それ大きく伸ばして部屋に飾ることにした。
「春姫。俺の田舎にも水子地蔵があったよ」
『水子地蔵?またか。お主マニアになったのか?あまりいい趣味ではないな』
「俺はまじめに言ってんだよ。聞いたらやっぱあれ、春姫みたいにこの世に産まれる事のできなかった子供たちを供養するものらしいよ。で、春姫は神様だって話になった」
俺はトヨばあちゃんに聞いたことを春姫に話した。
『じゃあ、お主。わしを敬えよ』
春姫はもう、神様と言われることに対して開き直っているようだった。
はい。
短くてごめんなさいね。
この章はここで終わりです。
次回は急展開!!!!
アツヤが楽しく夏休みを過ごしている間に愛しの美保ちゃんの身に……魔の手が!
乞うご期待!
それでは次の章で会いましょう。
バイバInBan。