はい~!!!
InBanです。
今日で16章は最後になります。
HAPPYなお知らせがあるよ。
それでは参りましょう。
『16. 隠してきた事実』 ⑦
無事イメージチェンジを終えた俺は早速美保ちゃんに連絡した。
「もしもし、美保ちゃん。今何してるの?」
俺は美保ちゃんが暇ならせっかくサチさんにやってもらった髪型を披露しようと思っていた。
美保ちゃんは今日は家で課題をやっていたらしい。
「課題してるのか。忙しいよね」
俺は美保ちゃんに無理をして欲しくなかったので、今日遊ぶ事は諦めようと思っていたら、なんと美保ちゃん自ら誘ってくれた。
「うん。じゃあ渋谷でお茶しようか」
美保ちゃんは嬉しそうな声でOKしてくれたので、三十分後に渋谷の駅で待ち合わせになった。
俺はもちろん今原宿なのですぐに着いてしまう。
なので、少し雑貨を見ることにした。
原宿にはかわいい雑貨屋がたくさんあった。
かわいい花瓶が売っていたので買うことにした。
部屋の模様替えで夏っぽくしたいので緑でも置こうと思っている。
ひとつ買うとテンションが上がり、もう少し見てみようと思ったが、時間になりそうなので渋谷に向かった。
駅に着くと美保ちゃんはまた先に着いていた。
俺は慌てて走ってしまった。
「ごめん、お待たせ」
「私の方こそまた早く着いてしまったわ。この近くで課題をしていたから」
と、言って美保ちゃんは俺をじっと見た。
俺は緊張してしまう。
「髪型カッコイイ」
美保ちゃんは俺の髪に触れて言った。
「どうかな?似合う?」
「うん。サチさんうまいわね」
美保ちゃんは全面的にサチさんを信頼しているようだった。
「どっか入ろうか」
俺たちはそのまま近くのカフェに入った。
「美保ちゃんとサチさんてどのくらい付き合いが長いの?」
「ええ。私が高校生の時にスカウトされたの。それでサチさんのテクニックがすごくてもう憧れちゃったの」
「そうなんだ。なんかすごく親しそうな感じだったから」
「なんか変なこと言ってなかった?心配だわ」
「はは。大丈夫だよ」
美保ちゃんはカフェ・オレを、俺はアイスコーヒーを頼んだ。
普段の日なだけあって店は空いていた。
「もうすぐ暑くなるね」
「アツヤ君は夏休み実家に帰るの?」
「ああ、多分ね」
と、話しているとき、タイミング悪く携帯が鳴った。
ハルカからだった。
一回目は無視していたが、しつこく鳴るので出る事にした。
「美保ちゃんごめんね」
出るとハルカは妙に高いテンションだった。
「どうしたの?え?!マジで?すごいじゃん。おめでとう」
つい美保ちゃんがいるのに大きな声を出してしまった。
電話を切った後も俺は興奮が抑えられなかった。
「お姉さん?なんだって?」
「あの…子供が出来たって」
「うそっ!すごい。良かったじゃない」
美保ちゃんもビックリしていた。
まるで隠していた事を正直に話していたことに対する神さまのご褒美みたいだ。
「今日お姉さんのところに行ってあげてよ」
美保ちゃんはいそいそと帰り支度を始めていた。
「いや、まだ…」
俺としてはまだ美保ちゃんと一緒にいたかったのだが、どうやら美保ちゃんはそうではないらしい。
「いいよ。今病院に行ってるって」
「でも、アツヤ君いても経ってもいられないでしょ?私に構わないで帰ったらいいわ」
美保ちゃんのその言葉は100%善意だと今はもう確信している。
なので、俺はこのまま帰ることにした。
少し、ハルカが憎い…
「じゃあ、美保ちゃん。ごめんね、少ししかいられなくて」
「ううん。いいの、お姉さんによろしくね。おめでとう」
美保ちゃんがまるで自分の事のように喜んでくれるので、俺も嬉しかった。
ハルカの家に着くと、まだハルカはいなかった。
合鍵を持っているので中で待っていると、ハルカと健一が帰ってきた。
「おかえり。ハルカおめでとう」
「ありがとう。アツヤ。実は今日二人で病院行ってたの。赤ちゃん出来たって健一に言ったら来てくれたの」
さすが健一だと思った。
「なんか気持ち悪くてさ、お腹壊したのかと思って病院行ったら二ヶ月だって」
「すごいな。ハルカ専業主婦なんだし、元気な赤ちゃん産めそうだな」
「え~アタシ何もしないでこの子とのんびりしてようと思ってたのに」
「いいよ。ハルカのために頑張るよ」
「俺…別にノロケ話聞きに来た訳じゃないんだけど」
二人のラブラブぶりに早くも帰りたくなった。
はいはい。
お疲れ様でございました。
ハルカさん。良かったですね。
私の姉も今年出産予定です。
是非頑張って元気な赤ちゃんを産んで頂きたいですね。
それではまた次の章で会いましょう。
バイバInBan。