やはり三が日にお参りに行かなかったのがマズかったのか。。。。。


いや、その前に私には多分、相当強力な悪霊が取り付いているのかもしれないね。



今日、毎年の恒例である地元の神社にお参りに行って、これまた恒例のおみくじを引いてきました。



はいっ!二年連続大吉を引きましたよ!!アップチェキッ!



そこで冒頭の悪霊の話になりますが、


「なぜ、大吉を引いたのにそんなテンションが低いのですか?InBanさん」


「なんでかって?」



と、InBanさんはそのおみくじを見せてくれました。



「な…なんと」



そこに書かれていたのは大吉なのに、


病気    治りません。重いでしょう


願い事   邪魔が入るでしょう


旅行    止めたほうがよいでしょう


探し物   出てこないでしょう


求人    現れないでしょう


など…




もちろん!結んできましたよ!

大吉なのに…


御神木様に!!

神頼みならずご神木頼みですよ…



しかも、我らがInBanさんは何をトチ狂ったかもう一回おみくじを引きました。



いいんでしょうか?



すると、今後は末吉。



大吉から一気に末へ。




「して、内容は?」



すると、またもや彼女は見せてくれました。




「嗚呼…」



病気   重いでしょう


願い事  男女関係で邪魔が入るでしょう


探し物  出てきますが遅いでしょう


旅行   止めたほうがいいでしょう


求人   遅いでしょう


お産   安産です





「安産て…」




唯一良い内容の欄がありましたが。。。。。。



相手がいねえよ!!



想像妊娠しろってか?!



アア?神さまよぅ…


想像妊娠で安産か。そりゃぁめでたい。





樹海か?領海か?


死に場所はどこですか?






アツヤはいいよなぁぁぁぁ。



じゃあ、書くよ。


続きでも。




見ればイイジャン。



まるで今の私のような心境ですね。



一緒に行こうよ☆('-^*)/死のドライブ!!










『15.   死のドライブ』    ⑥




せっかくだから美保ちゃんと二人きりなれたのでいろんなことを美保ちゃんに聞こうと思う。


「美保ちゃんてドライブ以外に好きなことってある?」


「そうね~」


美保ちゃんは少し考えてから言った。


「本とか読むの好きかな?ノンフィクションとか好き。アツヤ君は?」


「俺?」


美保ちゃんも質問をした。


少し、俺に興味を持ってくれたのかな?と嬉しかった。



「俺はインテリアとか見るのが好き。趣味とかいうのとは違うと思うけど、昔、インテリアコーディネーターになりたかったんだ」


俺は自分の夢を初めて身内以外の人に話した。


「すごいね。資格取るの難しいんでしょ?」



美保ちゃんは興味津々と言った表情で聞いていた。



俺は迷った。


この話をすることに。



でも、美保ちゃんは痴漢遭って苦しかったことや恥ずかしかったことを俺に話してくれた。


それは俺を信頼してくれたからだ。


だから俺も言う決心をした。



「あのね、美保ちゃん」


俺たちはテトラポットの上に座った。


そこからは海の様子がよく見える。


静かなので、話をするには絶好の場所だった。



「俺さ、夢があったんだ。その、インテリアコーディネーターになることなんだけどね」


「すごいじゃない。え?だった?」


言い方が過去形だった事に美保ちゃんは気付いた。


「そう。過去形なのはもう叶わない事だから」


「どうして?」


美保ちゃんは不思議そうに俺を見る。


今後俺はきちんと美保ちゃんの顔を見て話しをした。


「俺さ、目の病気なんだ。なんか治らないみたいでさ。まぁ、普通に生活する分には問題ないんだけど、それを仕事にするってなるとちょっと…ね」



美保ちゃんは俺の話を真剣に聞いてくれているので、続きを話すことにした。


「色覚異常っていって、ある特定の色が見えにくいんだ。それに目を疲れさせると悪化して余計見えなくなって生活する上で支障をきたすって医者に言われた」



「そんな…」


美保ちゃんは慎重に言葉を選んでくれている。


そういう優しいところが好きだ。


俺は美保ちゃんを気遣うように話すことにした。


「もちろん今だからこうして話ができるんだ。そりゃぁ当時は相当ショックだったよ。なんでよりにもよってこの病気なんだよって」



美保ちゃんはもっと近くに来て話が良く聞こえるような体制をとった。


でも、今の俺としてはこのシチュエーションにドキドキしてしまい、話どころではない。


こんなマジメな話をして、こんなに真剣に俺の話を聞いてくれている美保ちゃんには悪いけど、この状態がずっと続けばいいなんて思ってしまった。



春姫がいたら殺される。



「どうして立ち直る事ができたの?」


「え?」


美保ちゃんが質問した言葉で我に返った。


ヤバイ…今の質問、聞いてなかった。



「なんて?…ごめん」


聞き返してしまった。


しかし、美保ちゃんは嫌な顔せずに話す。


「どうして立ち直る事ができたの?私だったらきっと立ち直れないわ。私の場合は美容師になることが夢だけど、手を怪我してもう自由に動かせないって言われたらきっとすごいショックで立ち直る事ができないはず」



美保ちゃんは尊敬の眼差しで俺を見ている。


「恥ずかしいな…そう言われると。実は立ち直ったのは俺一人の力じゃないんだ。両親とハルカ…姉さんが言った言葉がきっかけだったんだよ」



「どんなことを言ったの?」


「うん。たった最初に思いついた夢で若い時からくじけてんじゃない。夢なんてその気になればいくでも見つけられるんだからもっと探せ!!って結構無理やりな渇をいれられてさ。もしかしたら次に見つけた夢が本物かもしれないよ!って。その言葉で目が覚めたっていうか、ああ、俺なんでこんなに落ち込んでんだろうって思ったよ」



「すごい!」


「だろ?普通ならこんな俺に同情とかしてさ、一緒に頑張ろうねとか言うじゃん?でも、俺の家族は逆にいつまでも女々しく落ち込んでる息子に腹が立ったんじゃないかな?お説教されたよ」


「いい家族ね」


美保ちゃんが笑顔で言う。



「複雑だけどね…お陰で頭をガツンと引っ叩かれた感じだよ。それに」


「それに?」


「カッコイイ言葉で言うならこれは試練なんじゃないかと思ってる。これを乗り越えることができれば強くなれるんじゃないかって」



と、自分で言いながらめちゃくちゃ恥ずかしかった。


お前は悲劇のヒーローか!と突っ込みたいくらい恥ずかしかった。


「……」



美保ちゃんは黙っていた。


最後のくさい一言で引いてしまったのかと不安になってしまった。


「美保ちゃん?」


「素敵だと思うわ。アツヤ君はカッコイイことを言うと。って言ってたけど、本当にカッコいいわ」


ヤバイ。



すごくかわいい。


さっき自分に自己嫌悪でいっぱいだったことを忘れ、美保ちゃんの今の言葉をずっと頭の中で反芻していた。



「私なんかに話してくれて嬉しい。辛かったでしょう?」


またもや、美保ちゃんの素直な言葉で我に返った。


「まあ、確かに辛かったけど、それは自分の力ではどうにもならないことだし、それに今楽しく暮らしてるから全然平気だよ。じゃなかったら美保ちゃんに話してないし」


俺は気を使っている美保ちゃんを安心させるような言葉を言った。



「それならいいの。ありがとう。私ね、中学の時から女子高で男の子と話す機会なんてなくて、みんなが男の子と話したり、恋愛したりしてるのが羨ましかった。でも、それをしなかったのは怖くて逃げていたからね。アツヤ君に会えて変われた気がする」



美保ちゃんは最後の方は照れながら言った。


俺は恥ずかしさのあまり顔が赤くなっていたに違いない。


何を返したらいいのか分からないし、美保ちゃんはかわいいし、思わず目を逸らしてしまった。


そして、考えた結果俺の頭がはじき出した答えが「そろそろ車に戻ろうか」だった。



俺はヘタレ決定だ。


今、告白のチャンスじゃなかったのか?!



「そうね」


美保ちゃんも同意した。


このまま海に飛び込んでしまえ!!







はい。


ここまで読んでくれた皆様お疲れ様でした。


あの後、アツヤ君が本当に海に飛び込んでしまったのかはさておき、今日もしかして私の調子がよかったら夜にでも、続きをアップします。



今のところはとりあえずここまで。



それではバイバInBan。