はい。


どーぅもー。


InBanですけどー。



早速小説書きます。



今回こそはお待ちかねのドライブの巻きをお送りします。









『15.  死のドライブ』   ⑤



健一の車はさすが新車なだけあって、静かだし揺れない。



待ち合わせ場所には大きなロータリーがあり、車を停める事ができる。


俺がその場所に着くとすでに美保ちゃんは待っていた。


「ゴメン。待った?」


「ううん。平気」



美保ちゃんはすごく女の子らしい格好で久しぶりにドキドキしてしまった。


俺は焦って車のドアを開け美保ちゃんを助手席に座らせた。


「今日はね、海沿いをドライブしようと思ってるんだけどどうかな?」


「うん。天気もいいし行きたいわ」


美保ちゃんは笑顔で答えてくれた。



俺は健一のデートプランをそのまま実行した。



日曜だが、道は思いのほか空いていて、窓を開けると心地よい風が気持ち良く通り過ぎて行く。


その風に美保ちゃんのきれいな髪が泳いでいて、俺は白い肌ときれいな髪に見とれそうになった。



途中コンビニで飲み物を買い、また車を走らせた。


「少し窓を開けてみてもいい?」


そう言って美保ちゃんが少し開いていた窓を半分くらいまで開けると、風が一気に車内をかき回すように入ってきた。


美保ちゃんはその風を気持ち良さそうに浴びていた。


しかし、俺としては暑いのなら窓を開けるより冷房をかけたほうがよかった。


と、いうのも風で美保ちゃんのスカートがめくれてしまうからだ。


その度に美保ちゃんの細い足が姿を見せるので、俺は気が気じゃなかった。


車はベンツで、隣には好きな子がいて、この素晴らしいシチュエーションに俺の手は少しばかり…相当震えていた。



海がメインということと、最終目的が夜景を見ることなので神奈川に向かった。


海沿いを少し進むと、早速昼食にすることにした。


「お昼にしようか。美保ちゃんはなに食べたい?」


俺が美保ちゃんに質問すると、美保ちゃんは何やら足元から箱を取り出した。


「ん?」


「あの…アツヤ君。私ご飯作ってきたの」


「マジ?美保ちゃんご飯作ってきてくれたの?!」


超嬉しかった。


俺はこういうのが結構好きだったりするので、ほのかに作ってくれていたらいいなと願っていた。


「じゃあ、近くの公園で食べようか」


美保ちゃんは大きな箱の中を開けた。


箱の中には何種類ものサンドイッチと、唐揚げ、サラダと卵焼きが入っていた。


どれも美保ちゃんの手作りだという。


「私、一人暮らしで毎日お弁当とか作ってるの。いつも一人分だからこのくらいの量の方が張り合いが合っていいわ」



美保ちゃんはそう言って並べてくれた。


「おいしい。この唐揚げすごくおいしい」


美保ちゃんの作ってくれたものは全て美味しかった。


やはり、好きな子の手作りだからだろうか。





「せっかくだから散歩しようか」


ご飯を食べ、散歩することにした。


「寒くない?」


海の風は思いのほか強く、美保ちゃんは寒くないと言って笑った。


かわいい。


「「あの…」」


「ごめん」


二人同時に同じことを言ってしまった。


「なに?」


美保ちゃんが聞いた。


その笑顔に俺は美保ちゃんの顔を見て話すことができず、海辺で遊んでいる鳥を見ながら話すことにした。


「あのさ、これ」


と、言ってこの前行った水族館で買ったイルカの置物を美保ちゃんに渡した。


「これを私に?ありがとう。すごく嬉しい」


美保ちゃんは置物を受け取ると、いろいろな角度から眺め、俺を言った。


そして、


「実は私も」


と、バッグの中からひとつの紙袋を取り出して渡した。


「なにこれ?」


「開けてみて」


美保ちゃんがそう言うので、俺はそうっと袋の中を開けて見ることにした。


その中にはアシカが玉乗りをしているガラスの置物が出てきた。


それは俺があげた置物と同じ種類のものだった。



「これは、私を痴漢から助けてくれたお礼です。改めてすると照れるわね。あの時は本当にありがとう。でも、アツヤ君も同じものをくれたから、私のあげたものが意味を果たしてない気がするわ…」



「そんなことないよ。すごく嬉しい」


俺がお礼を言うと、美保ちゃんは照れるように顔を背けて笑った。


その顔がかわいくて、抱きしめたくなったがやめた。


なんたって、美保ちゃんはまだ男の人と付き合ったことがないし、まだ二人で遊んだのはこれが初めてなので。


こんな警戒心ゼロの純粋な子を抱きしめる勇気は俺にはない。








はい。


一見中途半端に見えますが、今日はここで区切ります。



次回は少しお互いの話をしようとアツヤ君が美保ちゃんに質問をしまくります。


そこで、アツヤ君の秘密が明らかになります。



探してもらえると分かるのですが、②か③の章の始めですかね「俺にもあったけれど…」と書いたのですが、そこをピンポイントで「あれ?なんで意味深?」って思った人がいたらすごい!!


言ってくれたらInBan特製原稿をプレゼントします。



それで、なぜ私がそう書いたのかが明らかになります。





乞うご期待。



それでは、良い夢を。。。。。。



バイバInBan。