いやぁぁぁぁ…混んでたな。
InBanは今日友達と明治神宮に初詣に行きました。
混んでるのは分かってましたが、駅を降りた瞬間から原宿は大賑わい!!
無事友達と会えたのだが、そこから明治神宮へ行き、参拝するまで三時間くらいかしらね?
なか②進まないのよ。
「え?私は何をお願いしたって?」
そ…それはあれよ。
彼氏ができますように!!
ですよ。
いいじゃないですか!
願うのは自由です。
あと、ひとつだけ私は嘘をついたことをお詫び致します。
死のドライブまでまだありまして、今回はドライブまで行きそうにありません…
ごめんなさい。
今回の章はアツヤ君が重大な事に気付くという大切な章です。
これはデートどころじゃない。
それではご覧いただきましょう。
『15. 死のドライブ』 ④
バイトが終わり、家に帰ろうかと思っていた時、ハルカから電話があった。
内容は健一に車を借りる事に関してだった。
そういえば、なんだかんだでデートするのは明日なので、今日借りに行かないといけないのだった。
俺はベンツを借りるという、緊張感を胸にハルカの家に向かった。
エントランスにハルカと健一がいた。
俺たちはそのまま地下の駐車場へ向かった。
「あれ?健一早いね」
俺がハルカのマンションに向かったのは夜の七時だったが、その時間に健一がいるのはすごく珍しい事だった。
思えば、健一に迎えられるのなんて初めてな気がする。
「今日、昨日から徹夜で会社にいて今帰ったとこなんだ。ちょっと大きな企画を任されて」
「へえ、健一はいつも忙しいね」
「アツヤ君。例の彼女とデートなんだってね。この車で行ったら一発じゃない?」
健一はピカピカの「新車です!」と主張しているベンツを軽く叩いて言った。
一体この車はいくらしたのだろうか…
俺はそう思うと怖くなった。
「やっぱいいよ、俺、この車運転するのマジ緊張するから」
本当だったらハルカの車に乗るつもりだったので、車のことでこんなにも悩むとは思わなかった。
「大丈夫だよ。アツヤ君はハルカと違って運転うまいから」
健一は俺に貸してくれる気満々だった。
こんな親切な健一の行為を断ったら罰が当たりそうな気がして、俺はそのベンツを借りる事にした。
「今日、健一が早く帰ってきたからどっかでご飯食べない?」
「ハルカ…健一休ませてやれよ」
ハルカは健一が徹夜したとさっき言っていたのに、まるで聞いていなかったかのように提案した。
「いいよ。俺そんなに疲れてないし。ちょっと行ったとこにおいしいフレンチレストランがあるんだけどそこにしようか」
あっさりと健一は言う。
俺は時々健一のそういう発言が怖い。
「でも、健一。俺こんな格好」
そう。俺はただ車を貸してもらう話だけかと思い、ジーンズに簡単なジャケットをはおった格好で来てしまった。
とても、フレンチレストランに行くような格好ではない。
「あはは。フランスじゃないんだから、気にしなくていいのに。なんなら俺の服貸そうか?」
「そうする」
健一がシャワーを浴びている間、俺はハルカとリビングで待つことにした。
「ねえ、アツヤ。よくその子さ、アツヤと二人で遊ぶ事OKしたよね。しかもドライブでしょ」
「え?なんで?なんかみんなそのこと言うけどなんでなんだ?」
俺はこの機会にハルカになんでみんなが同じことを言うのか聞く事にした。
すると、ハルカは答えてくれた。
「だって、その子、アツヤ以外の男の子と遊んだ事ないんでしょ?しかも、ドライブなんてずっと二人きりじゃん。長時間二人なんだよ。緊張しないのかな?キスされるとか、襲われるとか思わないのかな?」
「え?!!!」
そうハルカに言われて、俺はやっと今みんなが心配している事に気付いた。
ここまで自分が鈍感だと引く。
そうだ!
ずっと美保ちゃんと二人きりなんだ。
美保ちゃんは気付いているだろうか…。
それとも、そこまで俺のことを信頼してくれているのだろうか。
もしかして俺より鈍感なのか?
女の子なら初めてのデートがドライブだと心配するかもしれない。
そう思うと、俺が緊張してきてしまった。
「何緊張してんの?大丈夫だよ。アツヤにそんな根性ないじゃん」
そうハルカは言うが、それは勇気付けているのか?ナメているのか?
「ごめんね。お待たせ」
俺の頭が真っ白のなか、シャワーを終えた健一がやって来た。
「どうしたの?アツヤ君」
「気にしないで。今、この弟は大切なことに気付いたようよ」
「大切な事?」
健一はネクタイを結びながら俺の横に座って、「どうしたの?」と、聞いたので俺は正直にさっきハルカに言われたことを話した。
健一なら共有してくれるはず。
「ああ。そうか。男の子と遊ぶのはアツヤ君が初めてなのか。それは緊張するかもね。それか、まだ男の人っていう者がよく分からないのかもよ。そしたらアツヤ君の紳士ぶりにかかってくるかもね」
健一はさわやかに物凄いプレッシャーをかけてきた。
フランス料理が美味しかったかと聞かれたら、もちろん覚えているわけはない。
俺の頭の中は明日の事でいっぱいで美味しさを述べるようなスペースがもうなかった。
『元気がないな』
家に帰り、お風呂に入る気力もなく、ただソファーに座ってタバコを吸っている俺に春姫が心配そうに聞いた。
「春姫、どうしよう…明日のドライブさ、考えてみれば俺ずっと美保ちゃんと二人きりじゃん。俺すごいプレッシャーじゃないか?」
『……』
「俺が原因で美保ちゃんがまた男性不信になったらどうしよう」
『……』
「もちろん俺は紳士にやるけどね」
『……お主バカじゃな』
「え?なんでだよ。春姫」
しばらく黙っていた春姫が言った。
『お主はあの女が好きで明日一緒に遊ぶのだろう?お主は言ったよな。好きな子は大切にすると』
「ああ。言ったよ。当たり前じゃないか」
『だったらなにも問題ないだろう。お主の優しさは内側から出てくるものじゃから美保も分かるはずじゃ。そういうものではないのか?人というのは』
春姫はいつも正しい答えを言ってくれる。
それはとてもとても勇気づけられることだった。
春姫はいろいろな所に行けるわけではないが、人が思いやりがあって、優しい性格だということを知っている。
俺よりも春姫のほうが人をよく知っている。
「ありがとう。春姫、勇気出たよ。明日見てろよ」
俺は自分自身のことなのに、疑ってしまった事が恥ずかしかった。
『じゃあ、もう寝たほうがよいのではないか?明日一番に姉のところに行って車を借りるのだろう』
「はい。寝ます」
なんだか春姫は俺の母親みたいだ。
その夜は明日のプランを考えていた。
が、京子たちと行くようなところは美保ちゃんには合わない様な気がするし、だからといって、俺には女の子と行くような場所がすぐには思い付かない。
そういう経験が少ないからだ。
それでも、明日というのは容赦なくやって来るものだ。
「おはよう」
ハルカたちのマンションへ行くと、二人が出迎えてくれた。
「アツヤ君。デートプラン考えてきた?」
健一は徹夜で仕事を片付けたので今日はお休みらしい。
「それが、まだ決まってなくてさ…あっ!健一どこがいいかな?」
そうだ!健一に聞けばいのだ。
健一は俺と違って経験豊富だし、男前で大人なので、女の人とたくさん色んなところに行っているはずだ。
「やっぱりな。俺が聞いて正解だったろ?」
健一はどうやら俺がまだデートプランを考えていなかったのを分かっていたらしく、プランを考えてくれていたようだ。
さすがだ。
「考えたよ。今となってはハルカと行ったところに限られちゃうけど、俺だったらまずは最初のデートなら海沿いを走るかな。それでご飯とか食べた後、夜景とか?ベタだけど」
「んで、夜景見ながら告るんでしょ?」
「告んねーよ!!」
ハルカが言うと冗談なのか本気なのか、その境界線が今でも分からない。
はい。
皆様。お疲れ様でした。
次回から本当にドライブデートの始まりです。
何が「死」かというと、それは次回のお楽しみです。
それでは良い夢を。。。。。。
バイバInBan。