クリスマスツリーメリークリスマスクリスマスツリー


「イヴですよ」


「あれれ?どうしたんですか?InBanさん」


「はぁ~」


「はっは~ん。さては落ち込んでますね」



「見れば分かるでしょう。見れば」


「どうしたんですか?話してご覧なさいよ


そう促されて彼女は素直に話し始めました。



話では、どうやら彼女は幾度も幾度も自分の都合でブログを休み、そのク全②反省していないと怒られ、さすがに人並みに落ち込んだそうです。



そこで、彼女は自分を戒める旅に出たわけです。



そう言った彼女は一人総武線に乗り新宿へ。


そして、当然のように人で溢れかえる交差点を抜け、伝説のOIOIへ。


その頃にはお腹の空いた彼女はレストランフロアへ行き、マトリョーシカで1,480円のロシアセットを頼んだ。



はいっ!みなさん。御一緒に。



高っ…!!!


一人、ランチ1,480円て…


なぜ、頼んだのか聞くと、彼女は言った。



「隣のカップルが頼んでたからだよ!」と。



そして、ちゃっかりデザートまで食べ、一時間半をそこで過ごし、自分は自分の為に得意のFrancfrancで買い物でもしようかとエスカレータを降りたとき、自分の今日の使命を思い出した彼女。



そう!今日は自分を戒めるために来たのだ。


そこで目に入ったのがメンズフロア。


たくさんの人だかりが。


時計にアクセサリーが売っている。



何を血迷ったのか彼女はそこに乗り込んだ。武器(ここでいうお金)もなしに。


案の定溢れ返っているところにたった一人で乗り込むInBan。


しかも、全く買う気無し!


まさに店員と天下のOIOIに喧嘩を売る形になった彼女。


超KY女。


「ふ~ん。CKね、SEIKOね。はんっ!知らねえよ



やっとここは場所は自分のいる場所ではないと気づいた彼女は、今後こそFrancfrancに行こうとエスカレーターを下る。



しかし、またしても彼女の中のKYスイッチが発動。(本日二度目)


お前はわたしの頭の中の消しゴムか!!


さっきの屈辱も忘れ、向かった先は今度はレディスのアクセサリーフロア。


もうお分かりでしょう。


ここもまた案の定混んでます。



そこへ現われた可愛そうな女。


「へ~STAR JEWELRYね。jour en jourね。ふ~ん…ください!同情でもいいから


そんなわけで見事戦場で身も心もボロ②になった彼女は安住の地我が家へ帰ってきた。



そして、今に至る。



同情して頂けましたか?みなさん。



こんなかわいそうな子もいるんですよ。



さて、そんなInBanさんのブログは幸せなところから始まります。



そう。アツヤ君のデートです。



それでは参りましょう。








『14.  今時純情』   ⑤



朝は気持ち良く起きれた。


今日はとうとう美保ちゃんとのデートの日だ。


まあ、正確には太一も一緒なので四人で遊びに行くという形になる。



待ち合わせ場所の新橋はここから近いので、ゆっくりと朝の日課であるグレープフルーツジュースを飲む。


『アツヤ。緊張しておるのか?』


俺が座っているアイボリーのソファーの隣にちょこんと春姫が座って言った。


「春姫。付いてきてくれるんだろ?」


俺は春姫が来てくれるというだけでなんだか安心していた。


しかし、当の春姫は浮かない顔をしていた。



『お主、本当にいいのか?一部始終見られるのだぞ?』


どうやら春姫は俺のことを心配しているようだった。


「全っ然!むしろ一緒に応援してくれよ」


そう言って、俺は春姫にガッツポーズをし見せた。



すると、春姫は安心したような顔をした。


何度も言うが、春姫は札を剥がした人とならどこへでも一緒に行くことができる。



俺はもし、言葉に詰まるようなことがあれば春姫に助けを求めるつもりなのだ。



「よ。アツヤ」


少し早く家を出て。余裕があったのでコンビニで今日行く水族館の予習の為に雑誌を見ていた俺に太一が話しかけた。



「どうしたの?太一。買い物?」


「うん。タバコをね。それにしても熱心だね。アツヤ君は」


俺の見ている雑誌を覗き込んで太一は言った。


「向こうも二人でくるんだって太一」


「え~別に。気ぃ使わなくていいのに」


嘘をつけ。


こいつのことだ。


タイプだったら彼女にしようとするに決まっている。




時間になったので、太一と俺は待ち合わせ場所へ向かった。


待ち合わせ場所にはすでに二人の姿があった。


「どう?太一タイプだった?」


「う~ん…」


美保ちゃんと一緒にいる子が友達の子なのだろう。


しかし、美保ちゃんとは正反対のタイプだった。



茶色い毛をきれいに巻き、大きなピアスに、かかとの高い靴を履き、きれいに飾り付けられている爪で携帯をいじっていた。



「ちょっとあの子ケバいよね」


女の子の悪口を言わない太一にしては珍しく辛口コメントだった。


「あれはでも、スッピンでも可愛いタイプだね。是非そういう仲になりたいね」


前言撤回!


「どうも~こんにちは。アツヤの友達の太一です」


いきなりの太一の挨拶に二人はポカンとしていた。


無理もない。


太一と二人は今日は初対面。


「ごめん。待たせてしまって。こいつが俺の友達の太一です」



俺がフォローも含めて挨拶をした。


「そうそう。アツヤとは同じ学部で~す」


軽い…。



「ええ~と、綾って言います。美保とは幼馴染で、同じ専門学校通ってます。よろしく」


この子は綾ちゃんというらしい。



「えっと、美保です。よろしく」


綾ちゃんに促され美保ちゃんも挨拶した。



一通り自己紹介を済ませた俺たちは水族館へ向かった。





はい。


みなさま。


お疲れ様でした。




今日はここまでです。



気になる続きはまた次回。



それでは良い聖夜を。。・・*。。・・*。。・・*



バイバInBan。