いやぁぁぁぁ。


InBanです。


「篤姫」終りましたね。次は「春姫」ですか?



NHKからお問い合わせ来ますかね?困りますね。まだ出来上がってないのに…



でも、大河ドラマじゃないから連続テレビ小説か。



NHKさん待ってますからドキドキ






それではNHKもお待ちかねの第14章続き参りましょうか。



前回は美保ちゃんとのデートに太一がなにやら企んでいますね。


気になる続きをご覧下さい。








『14.    今時純情』  ②



「頼む!春姫」


『なんじゃ?』


家に帰った途端、俺は春姫にすがりついた。


春姫はなんだか分からない様子で答えた。



俺が今、春姫に助けを求めたのはもちろん太一の事でだ。


太一はきっと美保ちゃんとデートすることになったら、何かしらの手段を使ってでも、尾行するだろう。


そう思うと気が気じゃなかった。


しかも、太一は今週の日曜日に美保ちゃんを誘えと脅迫…提案してきた。



だが、俺はまだ美保ちゃんにそのことを話してすらいないので、まだ、救いはある。


つまり、美保ちゃんがその日予定が入ってしまえばいいのだ。



『お主、友達は選んで付き合えよ。お主は不器用なんじゃから、個性が強すぎるヤツと付き合うと苦労するじゃろ』


春姫は溜息混じりに言った。



『それでわしにどうして欲しいのじゃ?わしは神さまではないから、予定を狂わすということはできぬぞ』


「違うよ、春姫。あのな、もしも美保ちゃんの予定が合って一緒に遊ぶ事になったら一緒に来て欲しいんだ。その…俺一人じゃ不安なんだよ。太一は俺の友達の中でも個性が強すぎて手に負えないんだ」



太一の女の子好きは有名だ。


女の子なら性別だけで大抵OKなんだ。


ナンパに失敗したって、女にフラれてもすぐに立ち直る。



その切り返しの速さは尊敬する。



『そういう心配はな、アツヤ、美保に話してから言えよ』


春姫は呆れたように言った。


「分かった。今から電話してみる」


こうして俺は心の中で祈りながら、美保ちゃんに電話することにした。




「もしもし」


美保ちゃんは電話越しでもすごく女の子らしい声だった。


初めての電話だったのにも関わらず、美保ちゃんは感じ良く対応してくれた。


「ああ、俺、覚えてる?アツヤだけど」


美保ちゃんは受話器の向こうで俺を思い出したように返事をした。



「今大丈夫?」


俺は美保ちゃんになんて話を切り出そうか迷っていた。


が、隣でイライラしているように春姫がテレビを点けたり消したりしているので、なんとか早く話をしないと、なにかとてつもなく恐ろしい事が起こりそうな気がした。


「あのさ、急な話なんだけど、今週の日曜日とか空いてるかな?」


言ってからカルいな。と自己嫌悪に襲われたが、それでもやるしかないと言う気持ち一心で返事を待った。


「え?私と?なんで?」



…!!なんで?って?


『こやつ。お主より鈍感だな』


春姫の溜息が聞こえる。


まさか、こんな返答は予想していなかった。


俺は正直次の言葉に詰まってしまった。



なんで?ってそんなの美保ちゃんと遊びたいから、好きだからに決まっているじゃないか。


喉の奥まで出かかったが、俺はその言葉達を飲み込んだ。



と、同時に良い案が浮かんだ。


「水族館!そう、新しくできた水族館に一緒に行こうかなと思ってさ。そういう所って男の子同士で行くのに抵抗感じるからさ。だから良かったら一緒にどう?」



これならなんとなく自然な感じで我ながら良い案だと思った。


「水族館?」


「あっ!別にイヤなら良いんだ。ゴメン」



美保ちゃんがイヤなら仕方ない。


それにこれで太一に美保ちゃんを会わせなくて済む。


と、俺が思っている矢先だった。


「行きたい。水族館ておもしろそう」と、美保ちゃんが言った。


「マジで?!!」


俺はさっき考えていた事も忘れて喜んでしまった。


どうしよう!まだ約束を取り付けたわけでもないのに、すごく嬉しい。



「じゃあさ、日曜日の十一時に新橋駅で待ち合わせでいいかな?」


俺がご機嫌で待ち合わせ場所を設定すると、受話器の向こうで心配そうな美保ちゃんの声がした。


「あの…二人で遊ぶの?」と。


きっと、初めての電話で遊びに誘ってきたこの男に対して、警戒しているのだろう。


無理もないと思う。


「あぁ、そうだな。そうだよね。二人じゃアレだよね」


なんだよ、アレって…


仕方ない。


一番イヤだけど、美保ちゃんが二人がイヤならそれしか方法はない。


「じゃあ、友達を入れて四人で遊ばない?」


「それならいいわ。ありがとう」と、美保ちゃんの声が少し、安心したようだったので、イヤだが、太一を入れて四人で遊ぶ事にした。


『よくやったぞ!アツヤ。良く考えたな。水族館なんて健全じゃないか』


電話を切ると、近くで全て聞いていた春姫が一緒に喜んでくれた。


「悔しいけど、これは太一が使ったてらしくて…」


『いいんだよ。使えるヤツは使えば』


春姫はあっさりと言った。



今日は金曜日。


俺はもう浮かれていた。


初恋ってわけではないのだが、なんたって久しぶりでしかも、一目惚れの相手と遊べるのだから当然だ。



「どうしよう。春姫。なに着ていこう」


俺はクローゼットの中から何着かの服を取り出し、春姫の前で小さなファッションショーをした。








はい。


おつかれさまです。



NHKさん。見てます?



春姫が奇跡を起こしますよ。




それでは皆様一緒に見守っていってくださいね。



では、良い夢を。。。。。。



バイバInBan。