「もうすぐ今年も終わりますね。


なんかあっという間に思えました。」




と、答えてくれたのは、今ノリに調子に乗っているInBanさん。


今年もとう②彼氏いないまま終わってしまいますね。



「バカヤロ~~!!今に見てろ。幸せになってやる」



と、息巻いてみたもののアテはまったくないようです。






さて、取り乱すのもこのくらいにして、みなさんお待ちかねの本題に入ります。



ここからはアツヤ君の恋愛中心の話になってきます。



もと②主人公はアツヤくんなので書いてあげないと可愛そうですものね。



そのアツヤ君の好きになったコはこれまた少し、天然過ぎる女の子。



付き合ったことがないときたので、アツヤ君も紳士に対応しなければ嫌われてしまいます。



と、いうことで恋愛に四苦八苦しているサマをどうぞご覧ください。



そうなんです。



美保ちゃんは現代には珍しい今時純情な女の子なんです。










『14.   今時純情』



「なあ、太一。デートってどこら辺がいいと思う?やっぱ無難に映画とかかな?それとも…」


と、俺はご機嫌でデートプランを太一に話していたが、太一のまん丸の目に驚いて言葉に詰まった。



「なに?どうしたの太一。その顔…」


「お前、デートって一人でするんじゃないんだぞ。誰か隣にいないとデートって言わないんだぞ?」


太一は何を言っているのだろう。デートの意味くらいいくら鈍感な俺だって知っている。



「何言ってんだ?太一」


「アツヤ、デートってことはさ、女出来たの?姉ちゃんと遊ぶんでなくてふつうに女?」



どうやら太一は俺が女の子とデートをするということに対して驚いていたようだった。


そういえば、俺は太一に初めて好きな子ができた報告をする。


てゆーか、なんて失礼なヤツだ。


俺に女ができたのがそんなにも驚くことなんて!!



「ハルカとじゃねーよ!俺に女ができて悪いのかよ」


ラウンジに響き渡るような大きな声で俺が叫んだのを聞いた太一はようやく本気になってくれたようだ。



「悪い、悪い。俺お前のそういう話聞かないからさ。つい、素で信じらんなかった」




話を戻して、なぜ俺が太一にデートの場所を聞いたのかというと、次のステップとしてどこか遊びに行こうと考えていたからだ。


そこで、俺よりも経験が豊富な太一にデートの場所のおススメを聞こうとしていた。


「彼女はかわいいの?」


「いや、まだ彼女じゃないんだけどね」


「はっ!?彼女じゃねーの?彼女じゃねーのに、お前…デートする気なの?カルくない?アツヤ君」


太一はまたもや驚いて聞いた。


まあ、俺だって少し気が早すぎたかなとは思っている。


「なんか信じらんねーな。俺ならまだ若さゆえで仕方ないけど、アツヤがこんなに簡単にデートに誘うなんてな」


俺、お前と同じ年だろうがよ…


「そのくらいマジなのか?」


太一はタバコを灰皿で消し、本格的に俺の話を聞く体制はいった。


「そうじゃなくて、番号交換したのだってつい最近なんだよ。だからまだデートに行くような仲じゃないんだ。もし、今後そういう話になったとき困らないように太一の話を聞かせてもらいたくて」



別にこれといった脈もなしに、ノリで太一に相談したのがまずかったのか、太一に言われてなんか自分が簡単に女の子を遊びに誘う男みたいに見えてきた。



「いや、具体的な話はやっぱそういう話になったときにまた聞くよ」


そう思うと、恥ずかしくなってきてしまい、俺はその場を後にしようとした。



「あっ!待てよ。アツヤ」


太一がそういって止めた。


「なに?」


「その子かわいい?」


その時、俺は太一の目が光ったのを逃さなかった。


そう、また太一の悪い虫が目を覚ましたのだ。



太一の悪い虫というのは、太一はそもそも友達の好きになった子がそいつにふさわしいのか見るのが好きなのだ。


ある時はデートを尾行し、ある時は堂々とデートの場所へ赴く。また、ある時はダブルデートを敢行するのだ。



「アツヤの好きになった子がお前にふさわしいかこの俺が見極めてやるよ」


太一はそう言って悪魔の微笑を浮かべた。



こいつはやる気だ。











はい。


ここまで読んで下さった皆様。



お疲れ様でございました。



アツヤ君の恋愛奮闘記の始まりです。



これからの展開に乞うご期待です。




それでは良い夢を。。。。。。




バイバInBan。