こんばんわ。寒い夜、いかがお過ごしですか?InBanです。


InBanは寒いのが大嫌いです。何度も言いますが、本当にキライなんです。


だから布団に入るとき布団が冷たいと、本当に悲しいです。


だから、今度暖かい敷布団でも買いに行こうと思います。



さて、なぜ私が今日二回目の小説を書いているのかというと、それはヒマだからではありません。


昨日の埋め合わせです。




それではいつものいってみようか。



前回はアツヤ君が念願のチョコを貰い天にも昇る気持ちだったんですが、今回の章で悩める青年になります。



なぜ?気になる章へ突入です。






『9.  カミングアウト』


俺は女友達は多いほうだと思う。


それは俺が一回友達になればそれ以上の関係を求めないからだ。


いくら女友達の家に行っても何しないし、相談にだって親身に乗る。


俺は友達というのは一生ものだと思っているので大切にしている。



「ねえねえ、アツヤ。今後お花見するんだけど来ない?」


今日から新学期が始り、桜の舞う時期になった。


そんななか突然京子から花見の誘いがあった。


「そうか。もうそんな季節になたのか。今桜きれいだもんな。行く行く。浩志も誘っとくよ」


今俺が浩志の名前を出したのは、春姫から浩志がまだ京子のことが好きだと聞いていたので、これは誘わなければならないと思ったのだ。


「うん。こっちは一応女の子四人で行く予定なんだ。だからそっちも四人くらい集めてくれない?」


「分かった。任せて」


きっと京子の友達は可愛いに違いないので、集めるのは簡単だと思う。




「マジで?行く行く」


そんなことを言ったのはやはり太一だった。


太一とはあの合コン以来あまり話さなかったけれど、太一は何事もなかったように接してくれた。


今まで本命の事付き合ったことのない太一は、俺の中で勝手に幸せになって欲しい人になっていた。


「じゃあ、詳しく決まったら連絡すると」


そう言って俺達は別れた。それから同じ学部のヤツも誘い頭数が揃った。




『それはあまり薦められんな。アツヤ』


春姫は渋い顔をした。


俺は今後の花見で浩志と京子の仲を復活させようと考えていて、そのことを春姫に報告した。


しかし、春姫は俺の予想に反してあまり乗り気ではなかった。


「なんでダメなんだよ。春姫」


なぜ春姫が俺の提案に反対なのか聞いた。


春姫は俺の質問を聞くと、深い溜息を付いて答えた。


『言っただろう?浩志という男tはまだ京子のことを好きだとは言ったが、当の京子はアツヤ、お主が好きなのだぞ。なぜ、浩志の事は信じて自分のことは疑うのだ?』


「うそだよ。俺のは。だって俺好きな子いるし」


『京子は知らないのだろ?それにお主、もしその作戦を実行したとして、一体誰が喜ぶのだ?京子への気持ちを友達であるお主にも話しておらん浩志か?それとも、密かにお主の事が好きな京子か?わしは誰も喜ばんと思うがな』


春姫は確かに子供の姿だが、中身はきっと俺よりも大人だ。


誰よりも辛い経験をして、今に至っているのだから。


でも、こればかりはいくら春姫が説得力のあることを言っても、譲れなかった。


だって浩志は友達だし、恋をしているのなら応援してやりたい。


俺の恋愛に対してあんなに喜んでくれたのだから。


『ふん…お主がそこまで言っておるのでは仕方ないな。友達のために一肌脱ぎたいと思っているのだろ?それは良い事じゃから、わしはこれ以上もう何も言わぬ。だが、これは忠告だぞ。くれぐれも深入りしないようにな。あくまでも二人だけの問題なのだからな』


春姫は渋々納得したようだが、俺は忠告を受けてしまった。


そう。春姫は分かっていたのだ。


この後の出来事を…。



今日は絶好の花見日和だ。


みんなそれぞれ大学の講義の時間がバラバラなので集まる場所と時間を決めることにした。


俺ともう一人のヤツはともかく、浩志と太一は単位がやばいので夜になると連絡があった。


俺はというと、なぜか花見に持って行く弁当を作っていた。


合計八人分の腹を満たす弁当なんて初めて作る。


「一体何個卵焼き作ればいいんだよ」


俺は朝からずっと台所に立ちっぱなしだ。


文句を言いながらも予想以上のものを作ってやりたいと思うのは、自分の長所であり短所だったりする。


『アツヤ。今日は京子という女も来るのだろう?くれぐれも勘違いされるような真似はやめろよ』


さっきから春姫はしつこく言う。


そんなこと言われなくても俺はもともと京子は恋愛対象ではなにので心配要らないと思っている。


「大丈夫。大丈夫」


春姫はなにを心配しているのだろう。



俺は適当に何種類かのおかずを作って持って行くことにした。


その途中早紀に会った。


早紀は京子の友達の一人で今日行く花見のメンバーだ。


「あれ?京子たちと行ってるんじゃなかったのか?」


俺は早紀に聞いた。


「迎えに来たの。花見の場所が変ったから」


早紀はそう言って、俺の荷物をひとつ持ってくれた。


「じゃあ、みんなに連絡しなきゃだな」


「女の子のほうは京子が連絡したみたいだから、浩志くんたちにはアツヤ君からして」


「うん」


俺達は京子が指定した場所へ向かった。


そこは桜がキレイに咲き誇った場所で、京子曰く穴場なのだという。


先にその場所にいたのは京子ともう一人の子だった。


「あ。アツヤすごいいっぱい作ってくれたんだ」


「まだみんな来てからだからね」


京子がフタを開けようとしたのでそれを阻止した。


「あっ。そう言えばアツヤってミノリ初めてだよね」


「そうそう。はじめまして」


京子の紹介したミノリちゃんは京子と同じ学部の子で、俺は初めて会う。


「聞いてよ。アツヤ。ミノリ今日彼氏連れて来たんだよ。ヒドいよね」


「だったらメンバーにしなくても良かったんじゃないか?」


「あっ!お花見の時は一人で来るから。買出しの手伝いだけ」


なかなかミノリちゃんはやり手だ。(笑)


「アタシら飲み物買って来るね」


早紀とミノリちゃんが言った。


「あ、じゃあ俺も一緒に行くよ。重いだろ?


「平気。そのためにミノリの彼氏がいるんだから」


「…」


使うな。ミノリちゃん。。。。。


そう言って行ってしまった。


残ったのは京子と俺だけだった。





なんか、気まずい。


それはいつになく京子が静かだからだ。


「どうかしたのか?京子」


「ん?なにが?」


京子はこの異様な空気に気付いていないようだった。


「だってお前、静かなんだもん」


「うん…」


京子はまた黙ってしまった。


「あのさ、」


少しの沈黙の後京子が言った。でも、小さな声なので聞き逃すところだった。


「なんで今日お花見の場所変えたと思う?」


「は?」


突然変なことを言った。


「今日ね、お花見の場所を変えたのは少しでもアツヤと一緒にいたかったからなの」


京子はずっと俺と目を合わせない。


相談ごとかと思った。きっと、浩志とのことを俺に相談する気なのだと勝手に思っていた。


しかし、またしても京子は黙った。


まるで何時間も二人でいるような気さえした。


このままじゃ埒が明かないと、俺から切り出そうとした時、京子が言った。


「アタシね。アツヤが好きなの」


「は?!!」


桜が散った。





はい。


お疲れ様でした。


急展開だったでしょ?驚いてもらえたら大成功です。



アツヤ君。どうするんでしょうね。



気になる続きはまた明日。




それでは良い夢を。。。。。。。。


バイバInBan。