闘病中の伯母が白玉団子を食べたいと言ったので、白玉フルーツを母がつくって持っ て行った。
もう助からない伯母・・・その変わり果てた姿を僕は直視することができなかった。
伯母は「おいしい。」といってフルーツを口に運んでいた。
白玉フルーツを僕も伯母と一緒に食べた。白玉の大きさが気になった。でかい・・・
伯母の細すぎる腕が、スプーンで白玉を小さくわけるために動いていた。
数分で食事は済んだ。残りは後で食べるからと・・・
伯母はもう食事もろくに取れない。そんな中、何か食べたいものの中で浮かんだ白玉。
帰りに母が、「ちょっとだけでも食べてて良かったね。」と僕に言った。
「白玉でかくつくりすぎたけど。」
「食べてなかったよ。」
僕は言った。「白玉は小さく分けてるだけだった。」
「そっか。」
その時の母の顔が忘れられないんだ・・・