とあるラジオADの物語 -6ページ目

とあるラジオADの物語

ここに書いてあるのはサブフィクション・・・つまり本当のこともあれば、事実無根のこともあります。。。

毎週土曜日は休み。。。


そんな最近の土曜日だが、それも今日で最後。。。


来週からは毎週、大宮に仕事に行かなければならなくなる。。。


ということで朝、出掛ける瑞穂を送り出し、祝福の二度寝をした。。。


やはり寝たい時に寝れる幸せがあるからこそ、


普段、寝れない状況に陥っても頑張れるものである。。。


夏の日差しにまだ馴れることの出来ない僕は、


部屋中のカーテンを閉め切って、ふかふかの毛布を敷布団代わりにし、


至福の時を味わった。。。

朝の5時に目覚めた。。。


またもコンタクトは目に張り付いたまま・・・。。。


目を覚ます&ゴロゴロ感の解消のダブル効果を狙って、


一度外し、もう一度装着。。。


これで目を覚ます&ゴロゴロ感の解消という二つにミッションをクリアした。。。


しかしダラダラ感は抜けず、朝から布団の上でゴロゴロしていた。。。


すると電話が鳴った。。。


(なんだ?こんな朝から・・・)


携帯を開き、着信音を鳴らす主の名を確認すると、


<西嶋 090-1234-××××>


と出ていた。。。


僕は久しぶりの親友からの着信に驚きながらも、


テンションの上昇を感じつつ、通話ボタンを押した。。。


「おいっす~」


「パイルダ~オ~~~~~ン!」


「あっ、すいません。間違えました≪ブッ≫」


(?)


一瞬、理解が出来なかった。。。


なぜ、着信があり、それに出ただけで電話を切られなければならないのか・・・


僕は先ほどのテンションは一体どこに行ってしまったのか、


探す余裕もなく、すぐに西嶋に電話をかけた。。。


≪プルルルル、プルルルル、ガチャ≫


「はい?」


「ブレストファイヤー」


≪ブッ≫


結局僕は西嶋の要件を聴くことが出来ず、仕事の支度を始めた。。。


「おいしいお店に連れてってくれるなら、明日も会ってあげる」


そんな言葉を最後にそれぞれ、仕事に向かった。。。


瑞穂にとって僕はメッシー?


ううん、そうじゃない。。。


ただ瑞穂は僕とおいしい物を一緒に食べたいだけ。。。


瑞穂と再会して、また付き合いだして、もう半年。。。


少しずつ自分の中の自分が変わってきた。。。



夏の日差しを浴びて事務所につくと、上司がどこかに出掛けようとしているようだった。。。


僕は荷物を下ろし、PCの電源を付けようとするとその上司が、


「おい、今から大宮で会議だろ?いくぞ。」


??会議??何の??


そんな、きょとんな顔を数秒の間してると


「忘れてたの?13時から野球の会議だよ!」


??


記憶にない。。。


しかし、これで「記憶にないです」なんて口に出すほどバカじゃない。。。


少しずつ自分の中の自分が変わってきてるのだから。。。


思い出したふりをして、


「もちろん、今から向かいますよ」


と、もろバレバレの嘘を付いた。。。


あきれた様子で深いため息をつき、


顔をあげた上司は無言で事務所を出て行った。。。


もちろん、僕もそれについて行った。。。



渋谷から湘南新宿ラインで大宮まで向かう車内で上司は、


「あのな~普段からスケジュール管理は徹底しとけよ。


どんな些細な予定でもいいから、書き込む癖をつけろ。


そうすれば今日みたいなうっかりも防げるんだから」


「はい」


「仕事なんだからうっかりじゃ済まないんだぞ」


「はい」


「ったく。だから最近の若者は・・・」


「はい(また始まった・・・)」



上司の言うことは最もで正論だ。。。


恐らく多くの人が納得させられるだろう。。。


でも僕は


(暑いな~やる気が削がれるな~)


としか思ってなかった。。。