早いもので、もう旅の後半となりました。
昨日は唯一、ワークショップがない日だったので、サンフランシスコのチャイナタウンに出かけたり(どこに行ってもチャイナタウンにはどうしても行きたくなる習性が僕にはあります)、近場のホームセンター(ここには、お持ち帰り用のドアや窓の種類が豊富で、お持ち帰り用の家まで売っている)や、ワインマーケット(ここソノマはワインの名産地で知られ、周りも葡萄畑だらけなのです)を、ウロウロしたりしていると、それだけで夕方になってしまいました。
そしてこの日だけ、ゆっくり取れる夕食の時間。
ホントンさんは豆腐しゃぶしゃぶ鍋を作ってくれました。昆布出汁が効いて、すごく美味しかった。
ここにいると、アメリカに来ていることを忘れてしまいそうです。
夕食後は、稽古場で土曜日のコンサート打ち合わせ&稽古などをしていると、もう時計の針は10時をとうに過ぎていました。
やはり溜息がでるほど素晴らしいですね、自宅に稽古場と太鼓がある生活なんて・・・・・。
「ここで生活していく上で、本当の仲間を持ちたかったから・・・」
「みんなと基本の練習だけでもずっと、楽しく叩いていたかったから・・・」
一度は離れた太鼓の世界にまた戻ってきて、今度は自宅ガレージを稽古場にし、自分のグループを作ってしまったのです。
そして、太鼓を一台一台、自分たちで作っては、人も増えていった。50歳を前にダンナさんの後押しも得て一大決心をした博子さん。
たった一年で、太鼓の数をここまで増やし、人数も10人に今はなっています。
一年という時間は、短い。早い。
アッという間だけれど、こんなに変わってしまうことだってある。
一年前、まさか一年後にこんなことになっているなんて、とても想像できなかったといいます。
今日から三日間は、またワークショップとコンサートで忙しく駆け抜けます。
こちらでは、まだ金曜日が始まったところです。