一足先にネットではアップしておりましたが、チラシが昨日出来上がって参りました。
やはり現物はいいものですね。
ネット社会の恩恵を受けてはいますが、いつまでもこの手で触れられる実感は人間には欠かせないと思います。
それに今更言うまでもなく、デザインがさすがプロ中のプロでございます。
これは、
25周年記念チラシ同様、デザイン事務所カチドキの野村高志さんにお願いしたものです。
野村さんとは鼓童時代からのお付き合いでして、その頃は、黒田征太郎さん事務所のデザイナーでいらっしゃいまして、その後独立されて今に至っています。
当時鼓童のパンフレットポスター一切を征太郎さん事務所で行っていて、その担当が野村さんでした。
そのご縁で、僕の二冊目の本『万里の未知も一打から・2』の装丁から中味レイアウト写真選び一切をお願いしまして、続く三冊目の『愛しの五星ビール』もそうです。
僕の再デビューを飾った渋谷ジァンジァン『富田和明参上~太鼓物語』のチラシも野村さん作でございます。
こうして節目節目にお世話になっている野村高志さんでございます。
野村さんは太鼓に限らず音楽からお芝居、○○、△と、色んなものが好きな方です。
僕が東京で公演する主な劇場ホール(カメリアホールや門仲天井ホール)が事務所からほど近いということもあり、毎回僕の公演にも観に来てくださっています。
だからこそ、安心して任せられるということもございます。
僕のこと(舞台)は全部知ってますから。。。
そうでした、
僕が中国から帰ってきてまだ東京杉並に住んでいた頃、自宅での餃子パーティに来ていただいた事がございます。
ちょうどまだ個人事務所『打組』も作ったばかりの頃でした。
月刊・打組も創刊したてで、ふと名前「打組」の話になったのです。
当時は石垣島の言われそのままの読み方「うつぐみ」だったのですが、野村さんの
・・・これは「うちぐみ」の方がいいんじゃないの?
この一言で今の打組(うちぐみ)になったのです。
デザイナーは、すべての事に関してデザイナーです。言葉もまたデザインされます。
そういう意味でデザイナーは、総合プロデューサーであり作家ですね。
僕もいつも良い刺激を頂いています。
また30周年記念コンサートも観に来ていただきまして、野村さんからも褒めて頂けるような舞台を作りたいと思います。
野村さんは僕のコンサートにいらっしゃる時、大抵お着物姿で、粋です。
その場の空気をも、デザイン、プロデュースされているのでしょう。
いつも、感謝しております。