平山譲さん原作の『ありがとう』(講談社文庫)。
こんな直球のタイトル、とても恥ずかしくてまずは引いてしまうのが普通ですが、
ついなぜか買ってしまって新幹線に乗り込んだ一ヶ月前のあの日、新幹線の座席でずっと泣いていました・・・。
隣に人がいることを忘れて、いや判ってはいましたが、嗚咽していました。
こんな人がいたんだ‥‥‥(主人公は実在の人物です)。
そして、1995年1月のあの日の事も思い出していた。
映画化されたことも知っていたけれど、すぐには見たいと思わなかった。
ガッカリするのが嫌だったから、でも。行ってきた・・・。
忘れていたことを映画でも思い出させてくれた、より鮮明に。
生かせてもらっている、この人生。
まず何よりも、感謝の気持ち・ありがとう。
この気持ちを忘れてはいけない、そんな当たり前のことをこの映画は直球に投げ込んできてくれた。 この映画に関しては先に原作を読んでおいた方が、より胸に迫ると思います。
映画のエンディングロールが流れて、最後に映画館の灯りがついてしまうまで席を立たないで下さい。
もう一度、
僕が地震の時に書いた文章はこちらにあります(月刊・打組
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