1965年に発表された筒井康隆氏の原作は、僕が中学三年の冬、テレビドラマ化され、タイムトラベラーというタイトルになって放送された。
そのタイムトラベラーを、毎回釘付けになって観ていた。
今回の『時をかける少女』は、細田守監督のアニメ映画になったのだが、全編鮮やかな清々しい印象だった。
上映館がとても少ないので、久しぶりに新宿まで見に行った。
この広い東京でたったの二館、神奈川県で一館。横浜ではゼロ。という少なさだ。
お金が掛けられなかったのだろう。
これでもか、と湯水の如く散財して宣伝しまくっているゲド戦記とは、エライ違い!
しかし、この映画は秀作だ。
細田監督の素晴らしさか、後味がとてもよい。
この夏の映画に、お薦めします。