太鼓打ちの帰還 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記






 二週続けての水曜日、午前~午後が某中学校のスペシャルクラスで太鼓を通した音楽教育?で、夜に亀戸で太鼓アイランド江東『弾!打から団』練習、という二本立てメニューとなりました。


 さすがに家に戻るともうフラフラです。


 


 


 


 


 


 


 


 朝、某中学に向かう運転時もかなり眠ってます。なぜかいつも前日がサンリオの稽古で夜が遅いのに、朝が早い!


 


 


 


 朝の運転で危ないのは高速道路での運転です。知らない間に一瞬寝ているんです、キット。


 ハッと気が付いたら、走る予定ではなかった道路を走っている事がよくあります。


「おかしいな~、こっちじゃなかったんだけどな~」


 首都高速は色々とコース変更などがあって注意が必要なんです。でも、


「いつの間に、ここに来たんだろう‥‥‥」


 自分で運転しているのですが、意識が飛んでいます。


 ま、そこで目が覚めるんですが‥‥。


 


 


 


 


 それで、中学校に着きますと、お手伝いを頂きまして太鼓を搬入し、授業が始まります。昨日は剣道場でやりました。


 途中10分の休憩時間がありますが、休憩時間にはならず、二時間びっしりやります。


 


 生徒さんは5人なんですが、一人一人の個性が強く、通常の何倍も頭を使っている気がします。体力と気力の維持。のんびりなんてできません。


 子供たちはいつもテンションが高いのです。


 または、テンションがかなり低い(一見そうみえるだけ)子には、その気持ちを動かそうと試みるのに、いずれにせよこちらも自然に頑張ってしまいます。


 


 


 


 


 これが音楽療法というものになっているのか僕には判りませんが、声が小さかった人が大きくなったり、唄を歌い出したり、いつもあまり動かない人が踊り出したり(僕が何もしなくても最初から最後までずっと踊っている人もいますが)、体を使って声を出して太鼓を叩いていると、体と頭の中で小さな革命が起こっているのではないかと思います。


 


 


 その人の中にあるリズムを引き出すことと、こちらから「こんなことをやってみようよ」と誘うこと、の二本が柱ですが、みんなの集中が欠けてきたり、疲れてきたりが見えると、僕が唄ったり踊ったり叩いたりを見てもらいます。


 今回も、「秘密兵器!」とか叫んで、下駄やら笛やらを取り出して使いました。


 


 


 指導というのは、こちらが試されているということでもあります。


 子供たちは特に反応がストレート。


 楽しいのですが、終わった後、人に見られないところで倒れています。たぶん僕も出しきっているのではないかと思うのです。自分自身を裸にしないとできませんから。


 


 


 


 


 


 


 


 


 ま、それで昨日は太鼓アイランド会員でもあるNさん宅で小一時間ほど昼寝をさせていただき(この中学と亀戸の間に宅があったのでお願いして)、夕方、亀戸のカメリアホールに向かうわけです。でないと、いくらなんでも快復できませんから。


 


 


 


 


 このところ弾!打から団では「アゼリア」を叩いています。


 


 


 このアゼリア。


 


 叩いているのか、踊っているのか、最近特にどっちか判らないような太鼓になっているのも、その前夜にサンリオピューロランドでダンサーたちの太鼓を指導していることや、中学校のスペシャル学級のみんなのテンションが体に残っているからだと思います。


 恐いものがなくなっています。


 


 


 ここはホールの大舞台で照明を浴びて叩くという贅沢なワークショップですから、自然にそんな雰囲気にもなってもいます。


 


 


 


 


 


 


 


 


 そしてこれが終わっての帰り道、首都高速から東名高速を走ってます。


 黙っているとまた寝てしまうので、一人で声を出してます。


 


 


 


 


 やっとこさ家について駐車場に車を止め、運転席のドアを開けて地面に足を下ろすとフラフラしてます。


 


 昨日は月の姿を捜すことも忘れていました。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


TOP過去の日記太鼓アイランド案内プロフィールMAIL