Why dreams come true? | 東大ハンド部 部員日記&雑記

東大ハンド部 部員日記&雑記

東大ハンド部の日常や思いを綴っています。

"Where dreams come true."これはWalt Disney Companyが世界各国のディズニーランドへ"預けた"魔法の言葉である。ただ単に"送った"のではない。それぞれのディズニーランドがゲスト1人1人に夢のような時間を過ごしてもらうために様々な努力を続け、そしてそれを実現している。日本にある東京ディズニーリゾートもそのうちの一つである。ではなぜ夢が叶うのか今回はキャストに着目して紐解いていきたいと思う。

ゲートをくぐると沢山のキャストがゲストをとびっきりの笑顔で出迎える。手を振っている人、ハイタッチをする人。様々な方法でゲストの心を引き込む。キャストによる笑顔のトンネルを抜けるとゲストが夢にまでみた夢の世界が広がるのである。ただ、夢の世界に訪れる人は子供からお年寄りまで様々。みな楽しいと思う瞬間は異なり、場合によっては広すぎる異国の地に不安になることもあるであろう。しかし、最後ゲートを抜け帰路につくときにはみな必ず笑顔である。何が様々な人々に笑顔を作り出すのであろうか。ここにもキャストの腕が見せられる。子供には膝を畳んで子供の視線に立ち、まるで自分も子供のように戯れる。そうすると子供も心のストッパーが外れて全力で楽しむことができる。お年寄りには体力的に無理をさせないよう最善の移動手段などをさりげなく提供する。学生にははっちゃけてもらうためにキャスト自らが見本となって気持ちのギアを上げさせる。恐らくこれらの行為はマニュアル化されていてはできないことであろう。各キャストがどうすればゲストの夢を叶えることができるのか考えた結果出た行動であろう。

しかしながらキャストのみがただ行動を起こしたからと言ってゲストの夢を叶えることはできない。ゲスト自身の夢を信じる気持ちも不可欠である。つまりディズニーリゾートにおいてキャストの絶え間ない努力とゲストの信じる気持ちが合わさって「夢は叶う」のだ。

運動会ハンドボール部は現在どうしても能動的に動く人間と受動的に動く人間に大別化してしまっている。また、能動的に動いている人間も受動的になってしまっている人間を信じることなく突っ走ってしまう。そして自らの限界を定め、出来ないことばかりにネガティブな視線を向けて未知なる可能性を信じない傾向が強い。学生スポーツである以上勝つために、強くなるためにどうすれば良いのかを常に考えて能動的に動くと同時に現在受動的になってしまっている人間を巻き込んで共に自分のそしてチームの可能性を信じて行動することが不可欠であると思う。
「夢を叶える」ために自分は今以上に何ができるのか、それぞれが考えて欲しい。