本日、開業届を提出してきた。

ネット上では、「開業日は提出日の1ヶ月前以降」との情報が多く、中途半端な開業日になってしまいそうであったが、税務署の職員(研修中)に確認すると、「特に決まっていません」とのことであった。

あらためて、ネットの情報を信じすぎてはいけないと思い直した。

 

開業日は令和1年11月1日とした。特に理由があるわけではないが、月の初日であることと、「1」という数字が並んでおり忘れにくいという理由である。

 

開業届は、信用金庫の融資担当をしていたときに、創業融資に欠かせない書類として、お客様に幾度となく提出を依頼してきた書類であるが、必要書類や手続きにかかる時間などを体験することができた。

 

必要な書類は運転免許証などの本人確認資料、個人番号のみであり、印鑑は不要であった。

所要時間は15分程度であった。届け出としては軽い負担であると感じた。

 

その後、税理士と今後のことをメールで打ち合わせをした。

確定申告を自分ですることも考えたが、今回は、私が信用金庫に勤めているときから縁のある税理士にお願いすることにした。

 

令和1年の収入は、給与収入、退職金、企業年金の一時金、株式の譲渡益・配当金であり、支出は開業に関する諸経費である。退職金を受け取る時期が、年度をまたぐことになりそうであり、それを含めていろいろと調べることが億劫になったことが税理士に依頼しようと決めた理由である。

 

開業届における職業欄を「個人投資家」と記入してみようかと考えたが、やめることにした。

半分冗談にしても、誰も笑ってくれないであろう。

職業は「経営コンサルタント」、事業の概要は「中小企業に対する経営全般についてのコンサルタント業務」とした。屋号はまだ考えておらず「空欄」とした。

 

平日であったからか、市役所、税務署ともに待ち時間が非常に少なく快適であった。官公庁は待たされて当たり前という印象を持っていたが、見事に覆された。

金融機関であれば、口座開設だけであっても相当な時間を待たされたであろう。

サービスの質は時間の経過とともに洗練されていくべきものであることを官公庁から学ぶことができた。