現在、診断実習中である。

 

クライアントに対して、改善提案や戦略提案を実際に行うため、苦労を伴う。

 

中小企業診断士登録養成課程の実習生(以下、実習生)は、班ごとに分けられ、組成された班の班員とインストラクターで遂行していく。

 

実習生の経歴や年齢、能力はそれぞれであり、班長が全体を統括する。

 

班の構成は実にバランスが取れていて、班ごとの能力に大きな差異は感じられない。

しかし、それでいいのかと感じるところがある。実習生の属性はそれぞれであるけれど、それぞれは対等な実習生である。私は、班の構成はランダムに構成されるべきであると考えている。A氏は財務が苦手で、B氏は財務が得意、C氏はまとめ役が得意で、などと個人の得意・苦手分野を考慮してしまっては、資格取得後に中小企業診断士として並列に扱われることが不平等である可能性が出てくる。つまり、中小企業診断士という資格が有資格者の能力を担保していない可能性が残ってしまうことになる。

 

これは中小企業診断士登録養成課程の実施機関の方に対しての問題提起である。

 

受講生は大切な時間とお金を遣って受講しているため、この問題は根深い。