何故うてなは立志の塔に「ノアの方舟」と残したのか。


周りにクリスチャンはいなかったし、勿論自らもそうではなかった。


聖書など見たこともなかったし、従ってそれが創世記の一部だということも知らなかったのだ。


多分、幼い頃から本が好きだったうてなは、図書室で借りた本などで、物語りのようにそれを読んだのだと思う。


でも、中学3年生のうてなは、

明確に意図をしてその言葉を書いた。


将来、必ずこの話の様な大災害が起こる。


その時に、私は方舟に乗せてもらえるような人でいよう。

そういう生き方をしよう。


それが、うてなが立てた志だった。


どうやらその時が目前にきたようだ。


続く