夢の中で除霊をした女の子は、先日会ったMちゃん(仮名)だった。
実は、とても気にしていたのだ。
オムツを替えてあげる時に見た、Mちゃんの外性器のこと。
違和感を感じた。
こ、これって・・・。
もしかすると・・・。
DSD?
DSDは、性器、卵巣・精巣といった性腺、染色体等が男性型・女性型のどちらかに統一されていないか、または判別しにくい等の状態で生まれてくる児に診断される疾患だ。(成長してから診断される場合もある)
児それぞれに形状が違い、様々なケースがある。
古くは半陰陽、両性具有などと呼ばれていたらしい。(ちょっと違和感があるけど)
うてなが知った時は、「IS」(Inter Sex)と呼ばれていた。
でも、現在では、これらの呼称は適切でないとする見解もあり、医療分野では[Disorder of Sex Development/性分化疾患」と呼ぶようになった。
当時、うてなは、そんな疾患が存在することも、そういう疾患を持って生まれてくる子供がいることも、知りもしなかったし、気付きもしなかった。
だから、半信半疑で、大病院の産科ドクターである顧客に尋ねた。
「ISの赤ちゃんって、本当に生まれているの?」
ドクターは、こともなげに答えた。
「ああ、結構生まれてるよ。昨日も産まれたよ。」
「そうなの?区役所には、性別をどう届けるの?」
「いや、性別はつけられないよ。」
「そんな・・・。」
ドクターは続けた。
「中には、大人になるまで気付かない人もいるんだよ。
結婚して妊娠しないからって、病院で検査をして、初めて知るケースもあるんだよ。」
うてなは言葉を失った。
DSDの人たちが、男性として生きるのか、女性として生きるのか、若しくは中間の性として生きるのか。
昔見たドラマでも、主人公は決めかねていた。
時には、それが、ゆらいだりもするという。
成長してからも、本人がどちらの性を自認するのかは一様ではなく、中には、自らを性同一性障害ではないかと悩んだ方もおられた。
彼や彼女らは、大人になって、人間として幸せを享受しているのだろうか。
ああ、どうか、ご両親や周りの人々に、愛されて育てられますように。
人間は、身体上では雌雄の差があるが、精神面では、誰の中にも男性性や女性性はあるし、必ずしもそのバランスが取れている訳ではない。(高次元の存在にも性別はない)
差別でなく、どうか個性として、理解してあげてほしい。
そういえば、初めてMちゃんに会った時、うてなは何となく、(男の子みたいだなぁ)と感じた。
きっと、幼いMちゃんは、自分が男か女かなんて自覚もしていないと思う。
いずれ、そのことに悩む日が来ることを思うと、胸が痛む。
ああ、そうだった。
うてなはオムツを変えてから、Mちゃんのことを可哀そうに思って、心のどこかで心配していた。
だから、夢の中で上に行って、ヒーリングしたんだ。
あの赤紫色のイメージは、シンボルだった。
紫色は、赤と青で作られる。
つまり、赤は女性性で、青は男性性の色だ。
女の子として育てられているMちゃんは、赤の配分が多かった。
それにしても・・・、
性分化疾患なんて・・・。
一体何故、こんなことになったんだ?
つづく・・・。