私は昔から、若干潔癖症ぎみな所が有りまして、
例えば人様が使用した公衆トイレの清掃作業など本来は出来ない人間だったり致します。
ですが、以前トイレ清掃のお仕事をやらせて頂いた事が有るのです。
ですがその話に入る前に、
まず清掃の仕事というものは大概がブラックだという話を書いてみましょうか。
まず本来なら二人で行うべき作業量を一人の担当に押し付けて、
最低賃金で雇用する所が多かったかな、という印象ですね。
その辺はまあ、現場によりけりですので、
単に私の巡り合せが悪いだけかも知れませんけど。
それにもう昔の話なので今は違うかも知れないし。
しかしこういう事を書くと、
したり顔で「 雇用条件に納得した上で入ったんだろ?」とか言う人間が必ず出てくる。
でもね、ブラック企業っていうのは求人情報に都合の悪い事を決して書かないし、
面接でも決して言わない物なんです。
だからシフト表を受け取る時に、
初めてやばい会社に入った事が発覚するケースも有る訳で。
例えば求人情報や面接では「 月曜から土曜、7時から19時、残業無し 」と書かれていても、
実際には「 日曜から土曜、5時から23時、残業代と交通費は無し 」とかね。
残業無しと書かれていても、実際に無かったのは残業代の方かよ、みたいな。
ブラック企業だけにブラックジョークってか。
で、この事を最初から知ってたら誰も来るはずが無いんです。
だから企業側は本当の情報を隠す訳で。
もちろん慣れてくればブラック企業を嗅ぎ分ける能力も身に付いてくるのですけど、
年齢的な問題や能力的な問題で入る会社を選ぶだけの余裕が無い場合は・・・。
だけどね、本当はこういう会社は我慢せずに直ぐにやめないといけないんですよ。
でないとブラック企業がいつまでたっても無くならないから。
ぶっちゃけ、ブラック企業に入る人間がいるから会社が潰れない訳でして。
だけど簡単なようで、これが実は一番難しい。
私の場合は年齢の事も有るし、
また履歴書を書いて一からやり直しは本当にきついんです。
加えて、日本人は一度仕事を始めてしまうと異様なまでの責任感から逃げられない人が多い。
困った事にブラック企業って、日本人の性格と悪い意味で相性が良い。
もしもブラック企業を潰すために「 ブラックと分かったら、即、退社 」するならば、
それこそ日本人が一斉に実行しないと意味が薄いと思う。
個人で「 即、退社 」はその個人が職を失うだけです。
おっと失礼、夢の無い話をしすぎましたね。
この辺で本題に入らせて頂きます。
トイレ清掃のお話の続きをさせて頂きましょう。
トイレ清掃に関して言うと、
オフィスビルのトイレだったので駅のトイレと比べたら比較的綺麗では有ったのですが、
一人の老人が必ず決まった時間帯に、なぜか毎日決まった個室で粗相(そそう)をするのです。
そこは洋式トイレなのですが、彼はなぜか便器の外で(=床で)用を足す。
それも「 小 」ではない方をです。
その会社は軍手もゴム手袋も支給されず素手の作業が基本の現場でしたので、
自腹のゴム手袋とマスクだけが便りです。
でもね、そういう用具類だけじゃこういう仕事って出来ないんですよ。
最初に書きましたけど、潔癖症に近い私には他人の排泄物は精神的に耐えられないんです。
物理的に手や口を包み隠す用具は存在しても、
精神的な抵抗感を包んでくれる用具なんてものは無いのですからね。
ですが、潔癖性の私がこの手の仕事に耐えられる理由が一つだけ有りました。
それはユニフォームの存在です。
人間ってね、ユニフォームを着ると心の中で変身するんですよ。
心がプロモードに切り替わって、精神的に無理だった事が無理じゃなくなる。
逆に言うと、私服での作業だったら絶対に耐えられない。
だから格闘家や警察官なんかも同じだと思いますよ。
きっと彼らも私服では本気で戦えないと思うのです。
私だって道着無しだと本気では戦えませんしね。
そしてこれと同じ事が軍人にも言えると思うのです。
軍人とは軍服を着ている故に命がけで戦場に立つ事が出来る職業なのではないでしょうか?
だからこそ私は中国の便衣兵(べんいへい)だけは決して軍人として認められない。
偵察目的なら分かりますが、
民間人を盾にする目的で軍服を着ないような人間が軍人の精神を持っているはずが無い。
結局、中国の軍人って精神的にはテロリストと同質であり、
こういう所もまた中国が戦争に勝つ事の出来ない理由の一つのように思うのです。
本人達にしたら「 勝つ為には手段を選ばず 」のつもりなのでしょうが、
本当はそうじゃなくて、そんな事だから戦争に勝てないのではないか、と思う。
※ オフィスビルのトイレが駅の中のトイレよりも汚れにくい理由って、
別に利用者の質が上だから、という訳ではないと思います。
オフィスビルのトイレは基本的に外部の人間が余り使いませんよね?
ですからトイレを汚す犯人が特定されやすい為、
使用者がバレないように警戒しながらトイレを使うからではないかと考えております。
ですから「 自分が何時も使う場所だから綺麗にしたい 」とかでも無いと思うのですよね。
だって自宅のトイレと違って清掃員にやらせりゃ良いんだから、汚したって問題ない。
使用者にとって問題なのは「 いつも汚す人物として特定される事 」なんです。
要するに、駅のトイレの場合は「 旅の恥は掻き捨て 」の精神が働いてしまうのでしょう。
この点を上手く攻めてやれば綺麗に使うように仕向ける事が出来る気がするんですよね。
恥を知らない連中が相手だと通じないでしょうけど。
ああ、上に書いた汚すとか汚さないってのは、もちろん男子トイレに限った話ですよ。
女子トイレは何時だって奇跡のフローラル空間ですから。
トイレが汚いのは男の方だけです。