韓国人を「朝鮮人」「原始的な民族」などという表現で侮辱した「嫌韓」ブログが、韓国の独立記念日に当たる15日の光復節を前にインターネット上で論争を巻き起こしてい る。
「先進日本」というニックネームの人物が韓国のポータルサイト「ネイバー」で運営する同ブログには、近く発行される高額紙幣の肖像人物としても高い支持を集めている独立運動家、金九(キム・グ)を「ウサマ・ビンラディンよりも世界に認められたテロリスト」と表現するなど、韓国の歴史や文化を非難している。
一方で、日本の植民地統治に協力的だった政治家、李完用(イ・ワンヨン)については、「情けない朝鮮人から抜け出した偉大な人物」と持ち上げている。
ブログを開設した「先進日本」という人物は、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を「たとえテロリストでも名声をとどろかせた偉大な人物だ」と評価。これと比較して、植民地統治期に日本の要人暗殺を指揮したとされる金九を「同じくテロの主犯だが、自分だけ逃げておいて若者に爆弾を投げさせるろくでもない存在」とおとしめた。
李完用に対しては、「朝鮮を教化しようとしたのであり、国を売ったわけではない」「未開で自虐しか知らない民族に悟りを与えるため、偉大な(帝国の)臣民となった人物を売国奴として没落させた朝鮮人は反省しろ」などと書かれている。
ブログの名称も「大日本帝国の不逞(ふてい)鮮人を抹殺する朝鮮総督」だ。
「不逞鮮人」とは「不穏で不良の朝鮮人」という意味で、植民地統治期に日本の政策に反旗を翻した韓国人を侮辱して呼ぶ言葉だ。
このブログは、韓国固有の文化を非難し、「朝鮮人は1日も早く抹殺されなければならない」といった内容の書き込みが主体となっている。
ブログの背景画面は女性独立運動家の柳寛順(ユ・グァンスン)が日本の旭日(きょくじつ)旗を持っている姿が描かれている。
旭日旗は太陽と陽光を図案化した旗で、第2次世界大戦当時に日本海軍が使用したため、日本軍国主義の象徴とされる。
ブログの持ち主はプロフィルで自身を「朝鮮人を生化学実験に使うため朝鮮に来た朝鮮総督」と紹介している。
その身元については何も分かっていない。
メールなどを送っても受信しない設定になっているようで、ブログ上に書き込みを残すことはできない。