
マロニエ公園の裏から狭く古い路地を上って行くと町全体が美術館に変身する。
ソウルの貧民街ともいわれるこの地域は、2006年に「駱山プロジェクト」を開始して以来、街のあちこちに壁画や彫刻が設置され「芸術の路地」へと変身した。
これらの美術作品は、暗かった街に活気を吹き込み、多くの人々がこの街を訪れるようになった。
建築学のイム・ソクチェ教授は路地について「落ち着いた居心地のよさと日常性の価値が隠れている場所」と説明したが、 駱山こそまさにその言葉通りの街だ。
恵化駅2番出口を出て放送通信大学の外壁から始まるこの作品群は、セッテ博物館から東崇橋トンネル、 駱山公園の前まで、あちこちに隠れている。
花が満開の石畳の階段から翼を広げて舞い上がる鳥、愛し合う恋人たちの恥ずかしそうな笑顔など、狭い路地を通り過ぎるたびに新しい作品を見つける楽しみがある。
息を切らしながら駱山公園まで上ると、目の前に広がるソウルの姿に胸がスッとする。
この景色を見るために多くの人々が駱山にやって来る。
▲行き方:地下鉄4号線の恵化駅2番出口を出て、放送通信大学から東崇端のトンネル方向にまっすぐ進むと、あちこちに作品が隠れている。
- 白い壁に野花が咲き乱れている。一年中花が咲き、蝶々が飛んでいる姿を見ると、いつも心が温かくなる。
- トンネルを過ぎると一番先に迎えてくれる作品。何を見て驚いたのか、ユニークな表情が通りすがりの人々の視線を釘付けにしている。
- 石の塀を利用した絵。最初からここに描かれていたかのようにしっくり馴染んでいる。夕暮れ時に釣りをする人々の姿が寂しそうに見える。
- 縫製労働者たちの姿を壁画にしたもの。 駱山一帯には2000カ所余りの縫製工場が密集している。
- 恋が始まったばかりのシャイな二人。この絵を見ていると思わず胸がときめいてしまう。