頭の中で、誰かの笑い声が響く りさの名前を呼ぶ声が聞こえる

電気が消えた暗闇の中で

首を振る扇風機の無機質な風の音
寝返りを打つ度軋むベッド

今夜も眠れないのかな

カーテンの向こう側が徐々に明るくなっていく

新聞配達のバイクの音がりさの焦燥感と自己嫌悪を助長する

早く寝ないと

でも結局夜は、今日もりさを受け入れてはくれない

1人、取り残される

修学旅行の時、みんな寝ているのにりさだけ眠れなかったことを思い出す

適当に音楽プレーヤーでラジオを聞いてみたら、穏やかな女の人のナレーションと、ピアノの音がして、
つまらなさが眠りを誘ってくれるかもと期待したけど、全く眠れない




自分だけは、ああいう奴らに流されないように、嫌な人に流されないように、違いを求めて、意地を張ってがんばってきた結果がこれ
結局悪い方向にはみ出て、そして出る杭はもちろん打たれた

だけど取り残されるとこんなにも怖い
普通に、すこやかに生きたい
そう思った時には既に遅くて、手遅れです
疾患は治らない

うるさい、
そろそろ朝だよって知らせてくる音たち、全部


眠れない夜は音に敏感になる


今日が来てしまった