Rollei ローライ A110 の分解開始 | かわうちのこ

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職業は機械設計で、若者に元気を貰って働き続けて勤続48年になりました。往復26㎞を自転車通勤しています。

Rollei A110

この超コンパクトな110フイルムカメラから、レンズを取り出して、ニコン1で使えるように改造を企んでいます。



シャッターが切れないという、ジャンク品を安く手に入れたのですが、あまりにも可愛いので、シャッターが治ったらそのまま使いたいと思ったりしていました。
しか~し、いざ分解し始めると、構造の複雑さと細かさに、元に戻せるとは思えなくなりまして・・やっぱりレンズをいただく事にしました。

カバーと、裏蓋、レンズ前面のピントバーの辺りまで分解しました。

裏面です。フイルムを入れるところの蓋を取り外しています。

底面。ギヤが複雑に組み合わされています。
主にフイルムの巻き上げメカですね。

上面。画像の右端の穴か電池ボックス。シャッターボタンは、カバーと一緒に外れました。
こちらは、シャッターや絞りのメカが詰まっていますね。

ここまでは、わずか数本のビスと、三脚取付け用のネジを抜くだけて分解出来ました。

前面です。
レンズ部のカバーとピント合わせバーは、嵌め込んでカバーで押さえてあるだけ。
前玉を回転させてピントを合わせるレンズなのですが、レンズ先端がギヤになっていて、バーに切られているラックをスライドさせて回す、何とも面白いメカです。この辺りのパーツも、数本のビスで分解できました。

レンズ周りのビスを抜けば、レンズが取れそうなんですが・・絞りを何とか使えないかと思い、そのままにしておきます。

フイルム側から、シャッター幕、絞り幕の順に独立して付いています。
シャッターのレバーは電磁石で解放、バネで閉じです。絞りは、電気的に回転するドラムにリンク機構で開閉する仕組み。シャッターを開けておいて、絞りを徐々に開いて、適正露出の瞬間に電磁石を切って、バネでシャッターを閉じる構想のようです。

シャッターを解放固定して、絞り幕の様子を見てみました。

最小絞り。

半分程解放。手裏剣形です✨

開放。

さて・・どう改造するか 🤔