わたしは
あなたを壊す
今にも

食べてしまう
かもしれない
あまりに
いい匂い

どうして
わたしを捕らえるの
まるで
触れと
言わんばかりの声で

愛してる
かもしれないけど
とにかくいまは
かじらせてよ
その
すました顔の
あなたの奥の
かじらせてよ
まるでいい匂い
 
そのままの顔で
新しいわたしを
意味も分からず
歓んでよ
一緒に
よろこんでよ

あなたがいたから
あなたがいるから

おもいきり
耳のうしろの
あなたの奥の
かじらせてよ
まるで
まるでいい匂い

今度は
わたしが
あなたを壊す

ハロー
新しい朝
眼鏡
はずして
ハロー、新しいわたし
ハロー、新しいあなた