片隅で朝の光が からだに染みる 何億回、「もうダメだ」と思っても この光をまぶしいと分かるうちは 私は生きる 雨の音が 涙腺に響く 何時間 泣きじゃくっていようと この音を雨だと分かるうちは いつか笑える たった これだけ 知っていたら 生きられる 捨てねこみたいな 私だって 野良ねこみたいな あなただって 消えない暗闇はないし やまない雨もない 泣かない人はいないし 笑えない人もいない