あした
私の知らないどこかで
もし
あなたが倒れたら


この全身のどこか一箇所でもいいから
そのことに
光より早く反応して欲しい





あした

私の知らないどこかで

もし

あなたが傷ついたら

体中の皮膚のどこか一箇所でもいいから

その涙の湿度を 感じたい







そして 見つめよう
あなたが どこを目指すか




いつだってあるのは
別れの扉
いつまでも 一緒に、なんて

くだらないのよ


離れてこそ

私は
あなたという人を見つけられるの

あなたは
あなたを見つけられるの


はやく、 行きなさい。




そして 見つめよう

同じ時をどこかで生きるあなたを