吸い込まれ、解き放つ。吸い込まれるような、解き放たれるような。そんな絵が描かれているのは、僕が20代始め頃まで過ごしていた、水島という町にある実家の自室。その絵の横に、《次の絵》のイメージが湧いてきた。壁に流れる天の川。藍の川。銀の星。白いガスやチリ。約10年の時を経て、湧いてきたイメージ。