亡くなってからこうやって書いて、悔やむというのはなんともやりきれない気持ちがあります。 ですが私にとって大事なことなので残したいと思います。
私が中学一年生の時、西城秀樹さんコンサートの大阪公演にバックダンサーとして出演させて頂きました。会場は大阪厚生年金会館、現オリックス劇場です。
メンバーの中でも下手くそだった私ですが、やっとのお仕事を貰うことができ、夢中になり練習を重ね、運動会も休んだなあ。振り付けは今でも覚えています。
私達はとても緊張していましたが、秀樹さんは本番前の忙しい時間に私達の楽屋に来て、笑顔でたくさんお話しして下さいました。秀樹さんに、このポーチいいねと言ってもらったポーチは家に残してあります。
リハーサルでバックバンドと合わせをしている秀樹さんの背中は本当にかっこよくて、こんな方と同じ舞台に立つんだと思うとワクワクと緊張が入り混じっていました。
本番、舞台で自己紹介をする機会を頂きました。
自己紹介した後一瞬もシーンしたことがないようにすごく盛り上げてくださって本当に優しい方だなと思いました。
秀樹さんのパフォーマンスで会場のお客さんの盛り上がりがすごくて、みんなが秀樹さんのために集まって応援していると思うと感動して涙が出そうだったのを覚えています。
そんな中で踊ることが出来て、本当に幸せでした。その時私は今まで生きてきた中で一番楽しかった!!とはっきり言っていました。
舞台はやめられないなあと思っているのはこの経験があるからかも知れないです。
帰り、お土産と言って、秀樹さんは私達にライブのロゴがはいったスタッフ証をくださいました。舞台から下りてもパフォーマーでした。
たった1日しかお会いしていないのに、何から何まで良くして頂いてこんなに思い入れがあります。いつかこの思いを伝えようと、コンサートに行って挨拶できないかなあなどと密かに考えていましたが叶わないものとなりました。
いつか、いつか、と思っていてはできなくなるんですね。
でも、この経験は私の中で生き続けます。
秀樹さんが与えてくださったたくさんの愛は消えません。
私も与えられる人になれるよう精進して参ります。
ありがとうございました。
伊波楓華