普段感じている痛みには、自分を見つめる大事な情報があります。
それを自分で知っていると、人生の役に立つかもしれない、、
ということで、今日は紹介していきます。
①脹痛(ちょうつう)
張った感じ。鬱々してストレスフルなときになりやすい。
お腹が張るのは、胃腸の不調の知らせ。
1番下の肋骨の下あたりが張るのは、ストレス。
②重痛(じゅうつう)
重だるい痛み。頭や腰、手足に出やすい。
天気や気圧の変わり目に出やすかったり。
梅雨の時期に出やすい。
③刺痛(しつう)
チクチク刺されるような鋭い痛み。
血の滞りで出やすい。
腫瘍となることもある。
いつも同じ場所が痛む。
④絞痛(こうつう)
締めつけられるような痛み。
結石・胆石、血の滞りで出やすい痛み。
⑤灼痛(しゃくつう)
焼けるような感覚の痛み。
冷やすと楽になる。
体の血が足りない、水分が足りない。
そのために、相対的に体の熱が動き回り
症状を出しやすい。
⑥冷痛(れいつう)
冷えた感覚の痛み。
温めると楽になる。
冬に多いけど、現代ではエアコンで冷えて年中起こり得る。
体を温める力が弱っている。
⑦隠痛(いんつう)
我慢できる程度で、しくしくとずっとなんだか痛む。
慢性的な疲労や栄養の偏り、寝不足などで
起こりやすい。
(気や血が足りない状態)
⑧掣痛(せいつう)
引っ張られるような痛み。
攣ったような痛み。
ストレスや胃腸の弱りで、筋肉に栄養が行き渡っていない状態。
もっと分類されて、痛みは他にもありますが
ざっくりこんな感じです。
ごくごく簡単に言うと、
体全体に必要なエネルギーが滞っているか、
体全体に必要なエネルギーが足りないか。
ということになってきます。
つまり、はり灸でやることは、
滞っているものを流れ良く、
足りないものを補う、のが原則になります。
そうして、その人自身の体が自己治癒力や免疫機能を高めて、回復していくのをお手伝いする、という感じですね。
細かいことをいうと、日々生活して生きてきた全てが体に集約されているとも考えられます。
そんな中で今、体に現れてきている痛みは、
とても大事なものですね。
だから、自分自身を自分でなんとかしようとすることも、とても大事なことです。
と、
話が大きくなりすぎそうなので、
これくらいにしておきましょう!
痛みは、自分を知る有効な材料となり得るので、少しでも手がかりになれば、、と考えていたところです。
何か役に立てたら、うれしいです。
康太郎はり灸 康太郎